銚子センチュリーライドに参加する為に、江古田から輪行しました。
以前は、オーストリッチのL100を使っていたのですが、
今回からモンベルのコンパクトリンコウバッグに。
オーストリッチのL100は、全後輪をはずし、
シートとリアディレイラー側を下にして立てて梱包する為に、
後輪を外した所にエンド金具というのを取り付けるのですが、
これが意外と面倒くさい。
慣れればどうってことないのだろうけど。
一方、モンベルの方は、自転車をシートとハンドルを下にして、
逆さまにしたままタイヤを外し、梱包。
後は、上からスッポリ袋をかぶせるだけと簡単。
ただオーストリッチの方が、縦型なのでコンパクト。
モンベルは横型なので、意外に場所を取ります。
今回も池袋駅で人混みの中を歩くのが結構大変でした。
なので一長一短ありますが、混んでる電車に乗らざるを得ない場合は、
オーストリッチL100の方がオススメ。
輪行は、長距離一発だけみたいな時は、モンベルの方がオススメです。
さて、明日は早朝スタートなので、成田に前泊。
そのため日暮里から京成のイブニングライナーを使いました。
元々は、成田空港へ行くスカイライナーの車両を使っているので、
荷物置き場も広々と確保されています。
しかも、通常料金にプラス400円で乗れるのでお得。
ただし、18時以降しか走ってませんが。
そして5号車の2Aは、車椅子スペースもありなので、余裕で輪行しやすい。
もちろん車椅子のお客さん優先ですが、空いているときは利用させてもらいましょう。
ちなみにイブニングライナーは自由席なんですが、
乗る駅によって乗車車両だけは指定されていて、
日暮里駅からは、5、6、7号車と決められています。
なので、ここを使いたいなら日暮里駅で早めに5号車に並ぶべし。
秋のツールドちばも、成田スタートなので、前泊する人が多いですが、
電車で輪行するんだったら、これを覚えておくといいかもしれません。
さて、翌日は、栄町のふれあいプラザさかえからスタート。
バイシクルセオ西千葉店さんに、成田から車で拾ってもらい向かいました。
開会式では、我が番組のDJ、bayfmの伊津野亮さんの挨拶も。
今回、うちの番組からは伊津野亮さん、ディレクター&作家の3人が参加。
また、ツールドちば他、様々な自転車イベントでサポートしてくれている
バイシクルセオ西千葉店の皆さんも。
先導員を含む10人ずつぐらいのグループでスタート。
とは言っても、本来は、コースが書かれたコマ割りという物か、
GPSなどを使い、自分で走るというのが基本。
僕はセオさんの所のスタッフにくっついて行く作戦で。
まずは、農道を走ります。
この日は雨マークだったのが何とか持ちこたえたので、
天気は曇天で、しかも風が強かったですが、
信号、車がいない道を走るのは、快適。
成田空港の脇を通るので、こんな近くに飛行機が。
しかも今では珍しくなったジャンボジェットではありませんか!
JALではすでに全機が退役し、ANAも今月中には残りが退役予定。
おお!ラッキー!
その後、芝山の「はにわ道」を通るのですが、要所要所で道の脇に、はにわが!
第1チェックポイントは、山武市役所蓮沼出張所。
ここを10時までに通過しなければなりません。
ヘルメットにつけたゼッケンと名前を確認して、
OKであれば、ゼッケンにチェック済みのシールを貼ってくれます。
そのCP1の隣には、道の駅オライはすぬまがあり、
小休憩がてら、屋台で売られていた餅を補給。
もちは100円で、あんこ、きなこ、辛味餅が選べたのですが、
僕が選んだのは、辛味餅。
醤油漬けの大根おろしにからめた餅で、塩分補給になるかな?と。
海岸線に出て、銚子を目指します。
ここからみんなが苦しんだ、向かい風区間。
ツールドフランスなどでは、向かい風区間を利用してスピードをあげ
力の差で隊列を分断するという作戦が取られたりしますが、
ここでは、作戦じゃないのに自然に分断気味に。
そんな中、ママチャリで参加している猛者を発見!
ママチャリにビンディングをつけ、
変速機もないのにロードバイクと同じ速度で走ってる。
すげーな、おい。
時折、こうして海が見えたりします。
旭市の飯岡は、東日本大震災で津波の被害を受けた場所。
あの震災はもう風化されそうになっていますが、
東京のお隣、千葉県でもこうしてまだ被害の爪痕は残っています。
手前は家があった場所。
奥は1階が被害を受けて、ベニヤ板でフタのされた建物。
飯岡の町から銚子に行くには、山を一つ越えていかなければいけないのですが、
ちょっとしたヒルクライムに。
といっても標高50mぐらいかな?
だからマウンテンというより、ちょっとした丘のヒルクライム。
丘と丘をつなぐ所には、こうして橋があります。
第2チェックポイントは、地球が見える丘展望台の下。
ここを12時30分までに通過しなければいけません。
ここでは、バナナ、スイカ、水を補給。
スイカのテーブルには食塩も置かれていたので、たっぷりふりかけ塩分補給。
ロードバイクとフルマラソンをやるようになって、
塩分補給の大切さが身に染みる今日この頃。
汗と共に塩分が失われると、足をつったり痙攣したりしやすくなるのです。
休憩後、犬吠埼灯台の脇をすり抜けて海岸沿いを。
トラック野郎のいる港を通って、昼食予定地へ。
昨年もここでした。
銚子ポートタワー脇のウオッセ21へ。
こういう大会へ出るのには、いろんな意味や方法があると思います。
タイムを早くする為に、補給はコンビニでという人。
まあ自転車乗りって、こういう人が多いみたいですね。
まあ僕は基本ポタ派なので、銚子まで来て海の幸を食べずに帰るのか?
…というのが先立ちますが、
旭市の所でもあったけど、ここは被災地だから少しでもお金を落としたい
…という気持ちもあります。
頂いたのは、潮騒定食。
15人ぐらいの団体だったのですが、みんな、地元の旨い物を食べたいという意識と、
でも食事は短時間でという認識はもっています。
だけど、予想以上にボリュームもあり、煮魚は骨も多く食べるのに時間もかかる。
他の人達が食べ終わるのを横目で見つつ、ちょいと焦りました。
海沿いの向かい風区間と、昼食で時間をとったので、
第3チェックポイントは、急ぎ目でいかないとヤバイって事で、
行ける人は先に行け指令が出ました。
そこでグループから自分も含めた3人が抜けて、先に行く事に。
ジロやツールの逃げ集団の気分になりました。
当然、自分はリドレーに乗っている訳ですから、
今年のジロ・デ・イタリア第7ステージで、逃げで優勝した
ロットベリソルのアダムハンセン気分ですよ。
第3チェックポイントの道の駅多古は、15時15分閉門。
途中の農道に信号がなく一定のスピードで走れたというのもあり、
なんとか間に合いました。
ゴールの17時30分も無事クリア。
こうして銚子センチュリーライド160㎞の旅が終わった訳です。
リドレー・フェニックスに乗り換えてから思うのですが、
ガシガシにレースに出る人でなければ、
こういうパヴェ系(石畳)のフレームってオススメですよ。
リドレーに限らず、トレック、ピナレロ、スペシャライズド、BMCなどなど
パヴェで検索するとモデルが出てくると思います。
乗り心地がいいというよりは、結構走って見た結果、疲れにくいという感じ。
ぜひぜひ、ロングライドの世界へ!