木空人(西武球場前)

江古田

初心者を連れて行く、のんびりサイクリング。
先週の日曜日、その第二弾に出かけてきました。
前日、ツールドちばで125キロを走っているので、その回復走もかねて。

回復走は、体に軽めの刺激を与えることで、
激しい運動で体にたまった老廃物を排出し、筋肉を適度にほぐすという物で、
選手はレースの直後にやったりしますが、
ロングランドの翌日にやったりする人も多いみたいです。

だから125キロの翌日にスゲー!じゃなくて、
この方が、早く体が回復するので、やっている訳です。

多摩湖サイクリングロード

軽めのギアでクルクル回しながら、ゆっくりと。
まずは、多摩湖サイクリングロードの入り口までやってきました。
女性初心者がミニベロでも行けるツアーなので、
ここまでは幹線道路の一本裏を通って、車の少ない道をのんびりと。
距離よりも、車が少ない事の方が、初心者には大事かも。
精神的な疲労度が全然違いますので。

だから僕がガイドするサイクリングは、車の少ない道を選びます。

サイクリングロード

ここからは、車は通行出来ないので、人と自転車のみ。
歩行者やランナーに気をつけて、ゆっくり走ります。

車止め

しかも、横道とぶつかる所には、かならず車止めがあるので、
スピードは出せません。
なので、多摩湖サイクリングロードは、初心者に向いています。

ふるさと村

小平のふるさと村で休憩。
武蔵野の古民家を移築した村です。

ふるさと村

その中の旧神山家住宅主屋。
こちらでは、土日限定、しかも1日50食限定で、
この付近の郷土料理になっている、小平糧うどんを食べる事が出来ます。

室内

使いなら保存する動態保存で、室内で頂く事が出来ます。
僕らがついたのが、ちょうど12時ぐらいだったのですが、
この時点で番号札が25番でしたら、ちょうど半分ぐらい。
1時前には、オーダーストップになってしまうでしょうね。

糧うどん

小平糧うどんは、冷たい盛うどんを温かいつゆで食べるといった
シンプルなうどんですが、手打ちなので、コシもあります。
なによりも、この古民家で食べられるので、非日常の旅気分を味わう事も出来ます。

ポスト

そして、面白スポットという事で、小平駅前の巨大丸ポストで記念撮影。

多摩湖

そして、やってきた多摩湖。
多摩湖サイクリングロードは、武蔵大和駅のあたりから、
500mぐらいの、ずっと上り坂になるので、
初心者を連れている場合は、その前に一休みしておくといいでしょう。
信号を渡る前に、ちっちゃな公園があります。
女性連れの方は、その辺を配慮してあげましょう。
僕らも、上り坂の前に一休憩入れました。
大休憩じゃなく、2〜3分休むだけでも大分違います。

多摩湖

山際のサイクリングロードを、「ツライ〜」とか言いながら登り着ると、
バーンと開放的な風景が広がるので、みんなここで感激します。
正面に白く見えるのは西武ドームの屋根です。

木空人

多摩湖の外周をまわるサイクリングロードを走り、
途中、ゴルフ場の間を通って、今回の目的地、木空人へ。
古民家の石窯ピザ屋さんです。

自転車

実は、チャリカフェする人達の人気のお店となっていて、
僕ら以外にも、カップルや、ロードのお一人様も、皆、自転車。
そのうち、バイクラックでも設置されるんじゃないの?ってな勢いですよ。

実際、荒川沿い、奥多摩など、サイクリスト達が多い所は、
いろんなお店がバイクラックを置くようになっています。

店内

これは、お客さんがはけた時にとった奇跡の一枚ですが、
お昼時は満席が続くので、予約してから行った方が確実です。
ヘタをすると入れない事もありますので。
あと、大テーブルで相席の事もあります。
もちろん、石窯で一枚一枚焼くので、少々お時間もかかります。
だから、せっかちな人には向かいないと思います。

天井

僕なみたいに、ここまで25㎞走ってきて、
「登り坂しんどかったねー」
なんか、思い出話をしながら、一休みして、
「あ!天井が、ああなってる」
なんて、ボーっとしてると、ちょうどいい。
逆に、のんびり出来るから、回復出来てありがたい。

だから自転車で行くのがオススメ。

ランチ

ピザは14時前に入店して注文すると、ランチ料金。
ピザ1枚と、サラダと、ドリンクがついて、確か1100円。
この写真は、季節のピザで、プラス100円増し。

季節のピザは、ぎんなん、舞茸、山芋、海老。
これが旨いのなんの。
4人で行ったのですが、シェアする事を伝えると、
1枚を8等分に切ってくれました。

ゴボウのピザ

こちらはゴボウと鮭のピザ。

七味

こちらは、タバスコじゃなく七味がオススメという事で、一振り。
七味の中の柑橘系が、熱で戻されるのか、爽やかな香りに。

じゃこのピザ

じゃこのピザも、七味がお勧めとの事。
やっぱり、和には和が合うんだな。

ベーコン

ベーコンのピザも、王道ながら、とろーり、サクっ!という感じ。

みんな「旨い!旨い!」言いながらかぶりついてる。

喉がカラッカラの時に、水を飲めば何倍も旨いのと同じで、
自転車漕いで腹空かして来れば、旨さは倍!
車で来るのと、味は違うでしょ。
自転車は、旨い物をさらに旨く食べる、一つの方法なのですよ。

食べながら、次のサイクリングは、どこへ何を食べに行きますか?
…って話しで盛り上がってるし。

チーズケーキ

女子は別腹、チーズケーキ!

■木空人
■埼玉県所沢市山口2240-30
■営業
11:30~14:00(ランチタイム)
14:00~16:00(ティータイム)
18:00~21:00(ディナータイム要予約。土曜のみ)
■定休日:月火
場所はこのへん

西武ドーム

この日は、クライマックスシリーズが開催されていたので、
西武ドームからは、歓声が!

サイクリングに出る前は、
「えー?西武ドームなんて無理」
なんて言ってなかった?

ほら、来ちゃったじゃん!

多摩湖

多摩湖の中程を渡る道の下側へ降りると、
最初に多摩湖を眺めて感激した堤防が反対側に。

ここは、秋が深まると紅葉も綺麗なんだよね。

以上、江古田初心者サイクリン、多摩湖コース!
ミニベロやクロスバイクなら女性でも楽々コースですよ!
また来ましょう!

ピザもあと2種類、餅とブルーチーズで、コンプリートしないとね。

Pocket
LINEで送る

木空人(西武球場前)

踏切

上井草のスロープでお茶した後は、
再び、千川上水の跡をめぐって、上流方面へ。
上石神井との間の踏切で、千川通りは西武新宿線の反対側へと抜けるのですが、
という事は、ここで千川上水も渡っているハズ。

鉄橋

と、線路際をチェックすると、小さな鉄橋がありました。
西武線の鉄橋は「千川上水橋梁」。

千川上水

反対側に渡ってみると、鉄橋の下が堀のようになっています。
ここが暗渠化されている千川上水が、ちょっくら地上に顔を出す部分です。

工事中

その後、青梅街道方面に向かうと、道路拡張工事が行われているのですが、
ちょうど暗渠の上に、自歩道が造られている最中でした。
自歩道じゃなく、歩道と切り離した自転車専用レーンにして欲しいな。
この辺に、道路計画の設計の古さが出ていますね。

開渠

青梅街道を越えると、千川上水は地上に顔を出します。
川を地中に埋めた物を暗渠といいますが、
地上に出ている物は、明渠ではなく、開渠の方が一般的。

青梅街道手前で地中に潜った千川上水の水は、
ここで分水され、そのほとんどが善福寺川へと運ばれます。
善福寺川の水量も減っている為の、水量対策のようです。

千川上水

その後、五日市街道を沿うように並木が走っているのですが、
その中に、千川上水が走っていて、
並木の中は、ちょっとした親水公園のようになっています。

記念碑

そのまま五日市街道を進んだ、玉川上水の境橋交差点付近。
公園でも何でもない植え込みの中に、こんな石碑があります。
千川上水、清流の復活!

取水口

昭和46年に最後まで千川上水を使っていた
大蔵省印刷局王子工場が取水をやめ、
千川上水は使命を終えましたが、
東京都の清流復活事業により、水流が復活。
昭島の多摩川上流水再処理センターで高度処理された下水を、
玉川上水に流し、この場所で千川上水に分水しています。

看板

1989年(平成元年)に復活となった部分を説明する看板も。
…と言っても、ココ、横断歩道もなにもない
孤立した中央分離帯の林の中なんですけど。
まあ、個人的には、これで上流から下流まで全部検証した事になるので、
なんだかスッキリしました。

①境橋〜西武新宿線踏切まで(このページ)
上井草〜江古田まで。
江古田(直角にまがる区間)
東長崎〜川越街道
川越街道〜大山〜中山道
中山道〜板橋〜千川上水公園
六義園

多摩湖サイクリングロード

さて、その後、五日市街道を少し戻り、
久々に多摩湖自転車道に入ってみました。

11月下旬ぐらいの紅葉シーズンに向けての下見です。

サイクリングロード

多摩湖サイクリングロードは、
一部区間では、歩行者と自転車を分けるように整備されつつあるのですが、
ジョギングもお散歩も自転車道を通っているので、あまり意味がない。
一応、車止めの所には、歩行者は左側を、自転車は対面通行でという
張り紙がしてあるのですが、誰も読んでません。

暗渠めぐりのついでのようですが、
この多摩湖自転車道も、多摩湖(村山貯水池)から境浄水場まで
水道管を敷設した上を緑化して、自転車道としたものです。
水道管を守るために、車の通行禁止に。

坂道

最後、多摩湖に向かう500mぐらいが上り坂ですが、
それ以外はフラットなので、初心者向けのサイクリングロードですね。

…というか、一般道と交わる度に車止めがあるし、
歩行者がめちゃくちゃ多いので、ロードバイクには向いていません。
なので、ここを走っている自転車のほとんどが地元のママチャリ。
スポーツタイプは、フラットハンドルのクロスか、ミニベロ。

特にジャイアントのエスケープが、
試乗会でもやってんのか?ぐらいの勢いで多く走っています。

多摩湖

で、僕もミニベロでやってきました!多摩湖!
レトロな給水塔がヨーロッパっぽいですね。

ミニベロ

周りにもミニベロと呼ばれる小径車がいっぱいいたのですが、
目についたのが、この一台。
Bike FridayのPocket Rocket Proですよ。
ミニベロ界の中でも最速との呼び声が高い一台。
その時の為替レートにもよるけど、
ロードバイク1台とほぼ同じ、25万円前後しちゃう訳ですよ。

で、思わず話しかけてしまいました。
「僕もそれホントは欲しいんですよね。やっぱ速いですか?」
すると、ちょいと照れながら
「自転車だから、やっぱエンジン(乗り手の実力)次第じゃないですかね」

くーー、いつかは欲しいぜ!
Bike FridayのPocket Rocket Pro
誰か中古で売りたい方、ぜひ、お声をかけてください!

堤防

向こうに見えるのは西武園遊園地。

多摩湖

そして、多摩湖ーーー!
天気良すぎるでしょ!

サイクリングロード

多摩湖を周回する自転車道に入り、
西武ドーム方面を目指します。

看板

西武ドームより手前に、この看板が見えるのですが、
これが今回の目的地。
下の黄色い看板「木空人」というのがソレ。

切れ目

あの看板が見えても、サイクリングロードはガードレールで囲まれ、
一般道へ降りる切れ目が無いので焦るのですが、
20mぐらい行きすぎると、ちゃんとあるのでご安心ください。
ここで降りて少し戻る感じです。

後ろのカーブのあたりがあの看板付近です。

ゴルフ場

あの看板から横道に入ると、ゴルフ場の間を抜けるような感じに。
大丈夫か?こんな所に入ってきて…と言う感じですが…。

住宅地

それを抜けると、突如として小さな住宅街が現れます。

木空人

その奥にあるのが「木空人」と書いて「もっからにん」。
古民家に見えるのですが、
この付近の家が新築ばかりなので、どうなんだろうと思っていたら、
古民家を移築したお店のようです。

ここへ来てみたかったのは、こちらのブログの記事をチェックしていたから。

土間

入ってすぐの所には土間を利用した席が。

店内

そして靴を脱いであがった所に、開放的なスペースがあります。

天井

天井も高く、天窓から自然光が。
だから照明をつけていないのに、この明るさです。

窓から

窓から見える田園風景もいいですねえ。

ビザ

こちらは石釜ピザのお店なんですが、
頂いたのは季節のピザ!1050円。

緑色の粒は銀杏。
黒っぽい縁取りものものは舞茸。
中央の方に散りばめられている、スライスされた白いのは長芋。
ふわっとした生地の上に、とろっとしたチーズがたっぷり乗り、
サクっとした歯触りの山芋がアクセントに。
そこに宝石のような銀杏のツヤと甘さと、舞茸の香り。

あと半月後かな?
目で紅葉を楽しみ、少しの肌寒さと、味で秋の深さを感じる。
いいんでないの?
いいロケハン(下見)したでしょコレ。

ジンジャエール

コーラはなかったけど、
ウィルキンソンの辛口のジンジャエールが、またいいね。

■木空人
■埼玉県所沢市山口2240-30
■営業
11:30~14:00(ランチタイム)
14:00~16:00(ティータイム)
18:00~21:00(ディナータイム要予約。土曜のみ)
■定休日:月火
場所はこのへん

西武ドーム

その後、サイクリングロードに戻ると西武ドームが見えて来ます。

堤防下

西武ドームを越えたらサイクリングロードに分かれ道が出現するのですが、
橋を越えるコースではなく、
「自転車走行禁止」と書かれた方へ行くと、
堤防の下の道に出ることが出来ます。
もちろん、ここは自転車から降りて手押しで通行。

多摩湖

動体視力って言葉があるけれど、
車やバイクの走行スピードじゃ、色んな物が目に入らず、
ただ飛ぶように後方に消えていくだけの事が多いと思う。

そしてこの場所だって、近くに駐車場がないから、
車の人だとなかなか入ってこれない場所だ。

車ってホント楽で便利だけど、
その分、降りてから歩こうって気持ちも削がれるから、
実は本来の意味での行動範囲って狭いんじゃないかと思う。

木空人には、車で行けるけど、
そこまでのプロセスは、自転車の方が数十倍楽しめますよ。
マジで。

多摩湖サイクリングロードの楽しみ方。
一昨年行った、紅葉の多摩湖サイクリングの様子は、こちら

Pocket
LINEで送る