夏への扉(青梅)

青梅市

去年の5月からチャリカフェを始めてから、
いよいよ記念すべき200軒目のお店になります。

そもそも、食べ歩きブログを始めたきっかけが、ネット依存症からの脱却。
ネットで調べて色んな事を知ってるつもりになってるけど、
実際は部屋に引きこもってパソコンのキーボード叩いているだけ。
これはヤバイって事で、ネットのもう一方で実体験を充実させるというのが、
僕のブログ経験の始まりでした。

第一弾は、住んでる街の全飲食店制覇という目標をかかげた、
江古田日和というブログ。
それをやっているうちに「カメラやるんだったら自転車もやらなきゃ!」と、
強くオススメされて、始めたのが第2弾のブログ、チャリカフェです。

最初はママチャリで近所を走り回っていただけなのに、
まさか自分が自転車で青梅まで行けるようになるとは思ってなかったですよ。

という訳で、瑞穂町に寄った後は、青梅にやってきました。
選んだ道にもよるけれど、家からは約40キロという感じでしょうか。

赤塚不二夫記念館

商店街の途中には、赤塚不二夫記念館がありました。
赤塚不二夫さんは、青梅には縁もゆかりもないそうですが、
昭和の町並みで町おこしをする際に、昭和を代表する漫画という事で、
赤塚先生にスポットを当てて記念館を作ったそうです。

入場料は400円。
中は撮影禁止だったので写真は撮れませんでしたが、
数多くの原画が展示されていました。
見ると、漫画という枠を壊して、いろいろ実験的な事をしていたのがわかります。

その中に「うなぎ犬の最後」という漫画がありました。
うなぎ犬は最後に、警官の言った一言で笑い死にしてしまうのだけど、
警官の台詞は空白になっていて、
「警官は何と言ったので、うなぎ犬は笑い死にしたのでしょう?」
という、大喜利みたいな企画まで。
オチを書かずに読者に委ねるなんて、赤塚先生にしか許されない荒技でしょうね。

タイル絵

玄関にはタイル画で、バカボンのパパの顔が。
好きな事をやって、なんと言われようと
「これでいいのだ」と言い切れる、強さを持っていますね。

今って人の目を気にしすぎなんだよなと思います。
でもって、自分の好きじゃない事ばかりやってストレスためてる。
で、「あの人が言ったから」って人のせいにしてる。

「もっと自分の好きなように生きていいのだ」

あ…コレ、こんなアホな事をしてる自分への言い訳ネ。

夏への扉

さて線路を挟んだ対岸に見えるのが、今回のお目当てのカフェ「夏への扉」。
もう秋への扉が開いているのに、夏への扉ですよ。

そう言えば青梅まで自転車で来た証拠カットを入れそびれていたので、ここで一枚。

看板

店名は聖子ちゃんの歌じゃなくて、アメリカの作家ハインラインのSF小説。
ネコと一緒にタイムトラベルするお話。
だから、お店にはネコの小物がいっぱい。

店内

古民家をうまく使ったカフェで、古いところは古いまま。
そして窓が開け放たれ、扇風機が夏の名残の風を集めて室内に運んでいました。
右の窓の下は青梅線。
時折、ガタゴトと電車が走ります。

チキンカレー

頂いたのはチキンカレーのセット、サラダとドリンク付きで1200円ですが、
ドリンクのアイスは100円プラスなので、1300円。

夏と言ったらカレーだ!
スパイスが脳を刺激して、夏の感覚を思い出させてくれます。
古民家のノスタルジックな感じもあいまって、なんだか夏が懐かしい感じ。
この時期、夏を見送るのには、ピッタリなカフェなんじゃないでしょうか。

僕がこのお店で過ごした時間の中の1分間。
ほとんど動かない絵なのでパソコンで見れば1分でも長いでしょうが、
この空間でボーっとしていれば、あっという間。

普段は見逃している事が何か小さなドラマにも感じます。
扇風機がちゃんと風を送っているから、正面を向くとマイクが風を拾って吹くんですよ。
26秒の所で、アイスティーのグラスを流れ落ちる水滴が好き。

ナチュラ

青梅はレトロだと聞いていたので、この日はフィルムカメラも持って行きました。
富士フイルムのナチュラクラシカ。
今じゃ少なくなったフィルムのコンパクト。

デジタル

デジタルのSONY MEX-5で撮ったら、こう写った「夏への扉」も…。

フィルム

フィルムで撮ったらこんな感じ。
オートで撮ったんだけど、赤身が出てセピアみたいになっちゃった。
こういうの失敗作とも言うのかもしれないけど、
偶然の演出と思う事にしました。

■夏への扉
■東京都青梅市住江町16
■営業:10:00〜18:00
■定休日:火曜
場所はこのへん
お店のサイト

地図

自転車で都内のカフェ制覇の旅。
青梅市、制覇の巻!

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