フィーカ・カフェ(練馬春日町)

フィーカ・カフェ

練馬の大通りから外れた住宅街に、ひっそりとカフェがあります。
大江戸線が出来るまでは、陸の孤島だった場所。
2階は集合住宅らしく、その1階がカフェになっています。

外観

まわりは普通の住宅地で商店街すらありません。
そんな中に、ポツンとこんな良さげなカフェが。

入り口

ウッドデッキになっていたり、素焼きの鉢植えが並んでいたり、
あえてトタンのバケツだったり、
シンプルな小物で統一されていて、その辺のセンスに期待感が高まります。

入ってみれば、やはり北欧系の感じのシンプルさ。
これはスキな感じだなあ。
ソファーは例のごとくカリモクですよ。
ここは6〜8人座れる大テーブルが3つ。
2人席とか、4人席みたいなのはありません。
大テーブルに、それぞれのお客さんが、ほどよい距離を保ちながら、分散してます。

読書をしたり、勉強したり、営業報告書みたいなのを読んだり、
同じテーブルでありながら、自分の世界に入って、自分の時間を楽しんでいます。

手垢がつくほど使い古された言葉に
「コップに水が半分しか無いと考えるか、半分もあると考えるか、その人次第」
というのがあるけれど、ここの場合は
「サービスが遅いと感じるか、ゆっくりとした時間が流れていると感じるか」
というのが、分かれ目でしょう。

ファミレスみたいな感覚で来る人には、向かないだろうなあ。
見渡したところ、ここはゆっくりな時間を求めて来るお客さんが多い気がしました。
ちょっと図書館みたいな感じというか、そんな空気感。

何気に観察しちゃったのだけど、
こういうお店に慣れてないなと思う人は、だいたい携帯をいじり出す。
手持ちぶさたの時、携帯いじるしかないんでしょうね。

対して、何度か来ているような人は、
席に着くなり、本なり、手帳なり、資料なり、
なんかやりたい事を持ってきてる。
コーヒーとかは、あえて、脇役みたいな感じで。

野菜のカレー

野菜カレーは1000円。
刺激的な辛さはないのですが、スパイシー。
スパイスが何だかわかるような舌を持っていないのですが、奥深い感じはします。

その代わり、こういうカフェに慣れたせいでしょうか。
静かなカフェならではの、音で、今何を作っているのか想像がつくようになりました。

今、何をしている所でしょう音クイズを出されたら、
けっこういい線いける気がします。

コーヒー

コーヒーは500円ですが、料理を頼んだ人は150円引き。

奥にぼんやりと見える人達は、それぞれ一人客。
お店の空気感は、こんな感じです。
海でいったら、ベタ凪です。

営業日

外には、お店の営業カレンダーがあるのですが、
基本、月水金が休みで、祝日の場合は翌日が休み。

まあ、これを見て頂ければわかると思いますが、趣味性の高いお店です。
世田谷区には、結構こういうお店多いんだけど、
練馬にこういうお店があるのは、ちょっと嬉しいなあ。

■FIKA CAFE (フィーカ カフェ)
■東京都練馬区春日町3-19-19
■営業:11:30〜19:00
■定休日:月水金
場所はこのへん

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るぽ(清瀬)

青梅街道

青梅街道の並木もそろそろ色づき始めて来ました。
ふるさとに並木道がなかったものですから、こういう光景を見ると少しときめきます。
あったのは並木道というより、ただの山道。
こういう風に木が等間隔に整備された道って無かったもの。

木が生え放題、紅葉し放題って環境だったから、
人の手で作られた並木って、盆栽チックなアート感を感じます。

スカイタワー西東京

青梅街道から所沢街道に入っていくと、スカイタワー西東京が見えました。
これだけスカイツリーが話題になっている時に、
似たような名前だけど、ちっとも話題になっていないスカイタワー西東京の方を、
あえて見に行くというのも、おつなもんです。

別名、田無タワー。
あの付近が田無なんですね。

けやき通り

今回やって来たのは、清瀬市。
中森明菜さんとか、釈由美子さんとか、堀北真希さんとか、
各世代、定期的にアイドルを輩出している街です。

駅前から伸びるのは「けやき通り」。
この通りに限らず、いろんな通りが「けやき並木」となっています。

ややき並木

やはり市の木は「けやき」だそうです。

あ、北口の方は…という注釈が必要かも。
南口の方は、対照的に下町っぽい商店街が並んでいて並木という感じじゃなかったなあ。

ルポ

そんな、けやき並木の中にあるのがレンガ造りの洋館の「珈琲るぽ」。
高原とか、スキーのゲレンデ近くにありそうな風情の建物です。

店内

店内は吹き抜けで、天井が高い。
店の奥には、その吹き抜けに面した二階席もあります。

電話ボックス

そして、このレトロな感じをさらに加速させるのが、
店内にドーンとそびえる電話BOXです。
昔はファミレスとかにもありましたよね。
今もあるんですかね。
チェーン店に行かないので、最近の事情はわかりませんが。

駅前にだって、今や電話ボックスってないですもんね。

呼び鈴

こんなレトロな風貌で、しかもだだっ広いので、
ウエイトレスさんが気づいてくれるのを待って、手を振ってみたのですが、
呼ぶボタンあったのね。

注文したら、ウエイトレスさんPDT打ってた。
ポータブルデータターミナル、あのファミレスの注文の時に使うヤツね。
なりはレトロなんだけど、中身はすっかり近代的ですよ。

ナポリタンセット

外観も、内装も昭和レトロな感じだったので、
それに合わせて頼んだのは、ナポリタン。
サラダ、コーヒーがセットになって、1130円。
パルメザンチーズとか出てくる所も、レトロだけどね。
なんか久々に見た気がします。
コンソメスープの濃い感じも、昭和の喫茶店という感じだなあ。

お客さんの8割が年配者。
しかも結構満席。
一瞬、時間の止まったような空間が、落ち着くんでしょうね。

中身は着々と進化しているけどね。

■珈琲るぽ
■営業:
8:00~23:00(平日)
8:00~22:00(土日祝)
■定休日:年中無休
場所はこのへん

地図

自転車で都内のカフェ制覇の旅。
清瀬市制覇!

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