ズコット(東福生)

アメリカンダイナー

せっかくだからクリスマスっぽい所に行ってみようと思いました。
表参道とか六本木ヒルズ、ミッドタウンなども考えたのですが、
友人が「遠いけど福生いいよ。アメリカって感じがして」と。

自転車で遠征出来るのは、今年最後。そこで思い切って福生まで行ってみる事に。
五日市街道をどこまでも進み、国道16号へ出ると、
友人の言っていたアメリカが見えて来ました。

おお!まさにアメリカだよ!

アンティーク

16号沿いには、英語の看板のお店が並んでいます。
こちらはアンティーク家具のお店。

雑貨屋

アメリカンな雑貨屋さん。

タトゥー

タトゥーのお店。

トゥクトゥク

トゥクトゥクの停まるタイ料理のお店。

車屋

キャデラックの突き刺さった車屋さん。

何から何まで異国という感じなのです。

横田基地

町に大きな影響を与えているのが、米軍の横田基地です。

横田基地

米軍の関係者が町を闊歩し、こんな文化を作り上げました。

それにしても、この日はクリスマスの寒波が訪れているのに、
半袖、短パンでジョギングしている外国人が多いのにはビックリ。
あの人達の皮膚感覚はどうなっているのでしょうか?

…と思ったら、それにつられたのか、
都心なら厚手のタイツやレギンスで完全防備する所、
生足での、短パン、ミニスカのギャルが多いこと。

ロケーションがそうさせるのか、
なんとなく女の子達の顔立ちも日系ハワイ人みたいな感じに見えてくるから不思議。

奥多摩の山がそこまで迫り、たぶん都心より気温は低いはずなのに、
見た目はこちらの方が完全に薄着です。

横田基地

二階から横田基地を見渡せるカフェがあると友人に勧められていたのですが…。

パラダイスカフェ

基地の脇にあり、福生の名物だったパラダイスカフェは、
残念ながら閉店してしまっていました。
オーナーさんがお亡くなりになられたのだそうです。
そこで、町をふらついて新たなカフェを探す事に。

ズコット

そんな福生の町を自転車で走り、
完全に見た目だけで決めたのが、こちらのZUCCOTTO(ズコット)。
まるで映画のセットのようなお店。

店内

外観からはメタリックなアメリカンダイナーを想像したのですが、
意外にもウッディーな感じで温かみがあります。

ハンバーガー

ビッグサイズのワンダフルチーズバーガーは、1080円。
コークは400円。
やっぱ外国人向けだとコークって書くんだね。

…と言っても円高の為か外国人のお客さんはいなくて日本人だけ。
それでも十分に異国の雰囲気は楽しめます。

分厚いハンバーグは食べ応えがあり、
ケチャップやレタスの下のサウザンアイランドの味はアメリカン。
外国を旅した時の事がふと呼び起こされます。

窓の外はテラス席になっているので、
夏にそこで食べたら、さらに気分が盛り上がるんだろうなあ。

そして、1つの建物で店内でつながっているのですが、
もう一つのフロアはDEMODE HEAVEN(デモデヘブン)というお店で、
メニューは同じですが、壁にイラストが描かれていたりと、内装は少しポップです。
 
家に帰ってから、お店の事を調べたら
紅虎餃子房でおなじみの、際コーポレーションのお店なんですね。
でも、そんなにチェーン店っぽさは感じませんでした。

■ZUCCOTTO(ズコット)
■東京都福生市福生2223
■営業:11:30~23:00
■定休日:無休
場所はこのへん

地図

自転車で都内のカフェ制覇の旅。
福生市制覇!

江古田〜福生、往復約70km

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カフェ・ソロ(沼袋)

平和の森公園

西武新宿線の沼袋の近くに平和の森公園というのがあります。
犬好きの方達のお散歩コースにもなっているらしく、
いろんな所で愛犬家達が井戸端会議をしています。

竪穴式住居

園内には、発掘された弥生時代の竪穴式住居も復元されているのですが、
茅葺きではなく、実はコンクリート。

平和資料館

平和の森という名前がついていると、なんとなく平和な気分になるのですが、
戦争があった事を踏まえて、二度と同じ歴史は繰り返さないようにしようという事で、
第二次世界大戦で、中野区が受けた被害などを伝える為の、
平和資料展示室も置かれています。

展示品はあまり多くないのですが、
兵隊が戦争に行く前に、母親に宛てた遺書が目をひきました。
字がとても美しいのです。
ペン習字のお手本になるような美しい字で、母親への別れの言葉が綴られていて、
どんな気持ちでこれを書いたのかと想像すると、胸が痛くなりました。

塀

公園の敷地の端の方には、このような塀がありますが、
実はこの場所は旧中野刑務所の跡地。
かつては府中刑務所のようにもっと高い塀だったらしいのですが、
1983年、昭和58年に閉鎖された後に、威圧感がありすぎる事から、
削られて今の高さになったようです。

昔の刑事ドラマなどで、ここが刑務所だった頃にロケされた映像があるらしいので、
今度探してみたいと思います。

門

敷地の中には、当時使われていた門が残されていました。

中野刑務所は、豊多摩刑務所とも呼ばれ
「治安維持法」による、政治犯や思想犯を多く収容していた場所で、
作家の小林多喜二も「蟹工船」を書いた事で、不敬罪に問われて、
ここに収監されていたそうです。

蟹工船は搾取される側の反乱を映画いた作品で、
現代の派遣労働者問題などとリンクすると、リバイバルヒットしましたが、
当時は、反体制をあおる作品であるとして取り締まられ、
小林多喜二らは、ここにあった刑務所に投獄されていたのです。

矯正研究所

刑務所はすでにありませんが、その名残として、
刑務所で働く人の研修施設である「矯正研究所」は、まだここにあり、
所内で作られた商品などを販売するお店もありました。

商店街

そんな公園から、西武新宿線の線路を渡って反対側に、
沼袋の商店街があります。
下町的な風情を残す商店街で、高齢者の方が多い気がしました。

カフェ・ソロ

商店街のゆるやかな坂の途中に、ちょっとオシャレな感じの珈琲屋さんがあります。
お店の名前は「カフェ・ソロ」。
コーヒー豆のワイルドコーヒーで働いていた方が独立して作った
自家焙煎のコーヒーショップ。
出来たのは2010年の2月ですから、まだ新しいお店です。

シフォンケーキ

頂いたのはコロンビア450円と、
プレーンシフォンケーキ250円。
珈琲のおかわりは350円と、お手頃価格。

豆屋さんが独立して作っただけに、
珈琲を入れる手順を見ていると、随所にこだわりがあり、
それが雑味のないスッキリした味を作り上げているのだと思います。
新店ですが、すでに商店街の人達に愛されるお店になっているようです。

■cafe solo(カフェ・ソロ)
■東京都中野区沼袋2丁目30-5
■営業:10:00~20:00
■定休日:水曜
場所はこのへん

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