パティスリープラネッツ(江古田)

パティスリープラネッツ

江古田に新しいお店が出来ました。それと同時に今絶賛お悩み中なのは、ここのお店が、元なんだったかという事です。接骨院だったのは知っているのですが、その前は、喫茶店がありました。その名前が、全然、思い出せないのです。

確か、一枚板の大きなテーブルがあり、工芸品のような高級家具だったせいか、「テーブルの上に物を置いて傷つけないで」とか、文字通り注文の多いお店だったと記憶しています。ついこの間、お店の前の歩道もタイル貼りに舗装されたのですが、その前は、黄色い文字で自転車を止めるなとか書いてあったような。あの、注文の多い喫茶店の名前は何だっただっけ?

さて、武蔵大の前に出来たのは、大泉学園の有名なケーキ屋さん、パティスリープラネッツの江古田店。正確には、左がパティスリープラネッツで、右がチョコレートやジェラートを扱う、グラシエ・ショコラティエです。

ジェラート

ジェラートのお店かあ。
そういえば、昔、江古田にもサーティーワンがあったなあ。現在の「炙りや」のある向かいは、マンションになっていますが、マンションが建つ前は、細々とした小さなお店の集まる商店街で、その中にサーティーワンがありました。そんなかなり昔の事は思い出せるのに、この場所にあった喫茶店の名前が思い出せません。なんだっけ?

看板

手作りのアイスクリームは、種類が色々あるのですが、オススメを聞いてみると、グラシエ・ショコラティエという名前だけに、チョコレートブラウニーとの事。では、それをベースに選ぶ事にしましょう。

ジェラート

通常は紙のカップなのですが、プラス料金でコーンに変更出来ます。ダブルは560円で、コーンは+50円なので、610円。選んだのは、まずオススメのチョコレートブラウニー。そして、最近、インスタ映えするジェラート屋さんに行くと、必ずと言っていいほどある、ピスタチオ。こちらでは、ピスタチオ杏仁と言っていますが、薄緑の部分がそれです。そして、ワンスプーン分サービスでつけられるというので、オーソドックスな、塩バニラを選択。

お店の奥に二人がけの席が3席あり、壁際にも、丸椅子が並んでいます。空いていたので、イートイン。

なるほど、チョコレートブラウニーは、濃厚だけど甘すぎず、さすが、自慢の一品という感じ。ピスタチオ杏仁も、ピスタチオの風味が鼻に抜けて行き爽やか。ワンスプーンの塩バニラも、甘すぎずで、大人のバニラと言った感じ。どれも美味しかったです。近場にこうういうのが出来ちゃうと、自転車で往復80㎞走って、上尾の榎本牧場にジェラートを食べに行くのをサボりそう。

さて、ジェラートで頭冷やしたんですが、ここにあった喫茶店の名前は、まだ思い出せません。

■パティスリープラネッツ
■東京都練馬区栄町9-13
■営業
パティスリー:
10:00〜19:00
グラシエ・ショコラティエ:
12:00〜18:00
■定休日:水曜(火曜・不定休)
場所はこのへん
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Spicy cafe カイマン(新中野)

カイマン

最近、暑いし、ブログに自転車の写真も写らないし、「自転車乗ってますか?」と聞かれる事が多いのですが、ミニベロには乗っています。
右下にチラりと写る赤いバーテープが僕のミニベロ。遠出した時は、「ここまでチャリで来た」的に自転車の写真入れますが、新中野ぐらいで、いちいち写真撮るのもなあ…という感じで、あまり撮りません。

一応、暑さ対策として、速乾性のドライTシャツとパンツ、直射日光対策でキャップ。サコッシュには、水とタオル。というスタイルで、ポタリングしております。

この日は、新中野の気になっていたカフェ「カイマン」へ。

店内

ブックカフェのように本が沢山並んでいるのですが、ぱっと手に取ったのが橋本治さん。昔、「桃尻娘」とか読んでいたなあ。懐かしい。女子高生のしゃべりを文体にして小説を書いた物で、今でいう「桐島、部活やめるってよ」の朝井リョウさんの、源流のような感じですが、当時は掟破りような賛否もあり、話題となったのを思い出しました。

あの当時から、軽い文体の本が好きだったんだよなあ。

そこで、ご主人に「軽い文体で、楽に読めて、クスっと出来るエッセイのような物、オススメありませんか?」と聞くと、色々候補を挙げてくれた上で、土屋賢二さんをオススメされました。お茶の水大学名誉教授で哲学者。柴門ふみさんの大学時代の先生です。

家に帰ってから、さっそくKindleで、エッセイデビュー作を読んでみました。

最初の章「今日からタバコをやめられるーでなくも禁煙をやめられる」んー、文章は面白いんだけど、題材が時代じゃないなという印象。それもそのはず、1994年の作品だったのです。

当時の男性の喫煙率は、59.0%、女性が14.8%。セブンスターが220円の時代で、喫煙天国だった頃の話です。だから、「健康の為にやめなきゃ」といいつつ、「禁煙なんか簡単にできる!もう10回以上した」という禁煙ギャグが定番だった時代です。

当時は僕も喫煙者でしたから、その頃に読めば、「わかるー」と笑い転げていたに違いありません。

それが2018年の10月からセブンスターが500円に値上げされ、男性の喫煙率は、27.8%。女性は、8.7%。2年後から、飲食店での喫煙が認められない「受動喫煙防止条例」が施行されるという、このご時世。タバコをやめられない理由(ユーモア)が、笑えなくなっているのです。その他の項目も、題材が古いし、本来はパロディーなのに、パロディーにならなくなってしまっています。

この本の題材ではないけど「部活の時に禁止されている水を飲む方法」というのも、当時だったら面白いハズなんだけど、今となっては、「水禁止」が無知なバカ監督の命令でしかないので、まず、水禁止が笑えない。あの時、水を禁止にしてたラグビー部の監督とか、今、どつきたいですもんね。

そこで、比較的新しい本を読んでみる事にしました。

2013年の作品で、小さな人生相談のような物を集めた作品。有吉マツコの「かりそめ天国」に投稿されるような人生相談。「新幹線の肘掛けを、自分の物だと主張できない」的な、小さなお悩み。

よかった。こっちは時代と乖離して無くて、面白く読めました。

カイマンカレー

作家の文体の話をしながら頂いたのは、カイマンカレー700円に、アイスコーヒー200円をつけました。カレーは3種類から選べて、チキン&ふわふわ玉子。最近食べ続けていた刺激的なスパイスカレーとは違い、ふわふわの玉子が、やさいしいカレー。「夢眠」や「チャオカレー」の、チキンエッグみたいな系列です。

ランチの遅めの時間で、ご主人と僕とで、文学とか、映画の話をたっぷりと。初めてのお店なのに、行きつけの喫茶店のような感覚。いいなあ、ここ。居心地がいい。

■Spicy cafe カイマン
■東京都中野区本町6-12-10
■営業:
11:30〜14:30
17:30〜23:00(水金土のみ)
■定休日:月曜
場所はこのへん
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