阿佐ヶ谷に行ったのは、
ブルータスに載っていたカレーが食べたかったというもありますが
最近、話題になっているスポットを偵察したかったというのもあります。
それは阿佐ヶ谷アニメストリート。
杉並区は以前からアニメ制作会社が多いという事で、その特色を生かし、
阿佐ヶ谷の高架下に、町おこしの為にアニメタウンを作ったのです。
看板の裏側が駐輪場になっています。
1時間までは無料なので、一般の人はそれで事足りると思いますが。
高架下にはコンテナ形式のショップが置かれています。
こういうパターンの高架下開発って他でも行われていて、
御徒町の高架下、日本百貨店なども人気を呼んでいます。
さて、アニメストリートと銘打っていますが、
DVDなどを扱うお店より、コスプレ系のお店の方が充実しています。
コスプレ衣装・ウィッグのレンタル、販売・ヘア&メイクのお店で、
手ぶらで来てもアニメコスプレ体験やコスプレ撮影ができるショップ。
男装コスプレ用の専門ブランドを扱うショップもありました。
こちらは、3Dスキャンが出来て、それを今話題の3Dプリンタで出力。
たとえば、自分をスキャンして、自分のフィギアを作る事も出来ます。
そして、こちらは声優の卵が働くカフェ、シロバコ。
アニメ業界の専門用語「シロ箱」から来ています。
テレビ業界だと「シロ」とか「シロ素材」「シロ編」とか言うのですが、
完パケ前の、ナレーションだとか、BGとかなどの入っていない、
暫定編集素材の事を言います。
テレビの場合は、これを作家が渡されて、素材を見ながら
トークとトークの合間を埋めるナレーション原稿を書くわけです。
その後、ナレーターが、この素材と原稿を照らし合わせて、ナレーション録り。
その後、BGMやSE(効果音)などをつけて、ミキシングし、完パケします。
つまり、声優の卵を作品になる前の素材に見立ててのネーミングな訳です。
外の窓からも店内が見えるのですが、
スポーツバーのようにアニメが上映されていて、
それを見ながら、お茶をしたりランチ出来る、アニメカフェ。
アニメの制作会社が経営しているので、その作品が中心になるのかな?
声優さんの卵というぐらいしか、インプットしていなかったのですが、
これは、ちょっとした油断でした。
ウエイトレスさんがいきなりのアニメ声。
つまり、軽くメイドカフェの香りのするお店です。
ご主人様とか言わないけど、声のトーンはあっち系。
メイド喫茶はテレビでしか見たことがないので、
いきなりのあっち系の世界で、ドギマギ。
であれば、どうせなら一番萌えっぽいメニューを頼んだ方がいいなと、
「めのくまラテ」を注文しました。480円。
目が描かれたラテが運ばれて来ると、
ウエイトレスさんが、お客の顔を覗き込み、
目のお疲れ具合で、赤いシロップでクマを描きます。
ちょっとドキドキしていたので、写真の撮り方が失敗したのですが、
目の下のフチに沿って、赤いラインが引かれています。
そして、お客さんの疲れが飛びますよ〜うに的な感じで
(何を言われたか、軽くパニックで覚えていません)
目の上にハートが描かれます。
もう、こういう時の心構えが出来ていないので、完全に地蔵です。
んー、メルヘンカフェシリーズより、手強いです。
■shirobaco
■東京都杉並区阿佐谷南2-40-1
■営業
11:00-23:00(月〜土)
10:00-22:00(日祝)
■定休日:無休
■場所はこのへん
■オフィシャルサイト