リドレー・フェニックス買い時

フェニックスal

リドレーのフェニックス、2015年モデルが発表になり、
受注がはじまっています。
写真は、フェニックスAL。
ALというのは、バイクの材質がアルミという意味です。

完成車の値段は、185,000円(税抜)。
ロードバイクの中ではかなりお手頃なモデルです。

この「リドレー」というメーカーは、
「弱虫ペダル」の女性に人気にキャラ、東堂尽八が乗っている為、
同じメーカーに乗りたいと、女性の人気が高まっています。

かつて「めざましテレビ」で、東堂人気でリドレーが輸入前に完売と報じられましたが、
これは大きな誤解。
全てのリドレーが売り切れたのではなく、
一番初級グレードのフェニックスALの、2014年モデル
最終入荷便が売り切れたという事。

これが8月の頭のニュースでしたよね。
9月1日には、2015年モデルがすでに発表になり、
店頭では予約販売がはじまっています。

こちらの新モデル(トリコロール?)も、
すでにXXSは完売だそうです。XSも怪しい。
女性の白のリドレー人気は凄いですねえ。

自転車業界は、9月の頭が年度初めだと思ってください。
ここから、2015年度、翌年に向けた新車ラッシュが始まります。
つまり、9月からが新車の買い時って事です。

初心の誤解が多いのが、いつでも買えると思っている事、
しかし!

ロードバイクは好きな時に好きな物が手に入る訳じゃない

ママチャリが、スーパーに並ぶ果物だとしたら、
ロードバイクは、○○農園さんが作った数量限定の果物みたいな物。

ママチャリなら、いつでも安く買えるけれど、
ロードバイクは、旬の時期に数量限定で少量だけ出荷されるので、
出た瞬間に押さえないと、すぐに完売してしまいます。
なので、まずは出荷の時期を知る事が大切となります。

僕は、2013年モデルのリドレー・フェニックス・
ロットベリソル(カーボン)モデルを買ったのですが、
流れととしては、こんな感じでした。

2012年9月…リドレーフェニックス(白赤、白青)数量不明…完売
2012年11月…リドレーフェニックス(赤黒、黒赤)それぞれ100台限定
2012年12月…リドレーフェニックス(ロットモデル)100台限定。

こうして、3回目のロットモデル100台限定の時に、オーダー出来ました。
しかもこの100台を全国の自転車屋さんで争奪戦になる訳だし、
全てのサイズを含めて100台なので、自分にピッタリサイズを手に入れるのは至難の業。

今、これと同じ現象が、フェニックスのアルミモデルでも起こっています。
東堂と同じ白が欲しい女性がので、白のXXSやXSサイズに人気が集中。
発表後すぐに軒並み完売となっているお店が多いようです。

フェニックス

アルミよりはお高くなりますが、同じフェニックスのカーボンという手もあります。
こちらはお値段:269,000(税抜)
弱虫ペダル巻島役の声優、森久保君が、
なぜかライバル東堂モデルを買ったと話題になりましたが、
彼のも、フェニックスのカーボン。(赤黒モデル)

森久保君は知り合いなので、フェニックスでサイクリングしようと言ったのですが
いかんせん売れっ子で忙しすぎて、実現の可能性は非常に少ないです。

LIZ

さらに、フェニックスのカーボンをベースに、
もっと小柄な人でも乗れるように設計された、LIZ(リズ)というモデルも。
お値段は、フェニックスのカーボンと同じぐらいになると思います。

…という感じで、好きなモデルのピッタリなサイズというのは、
入荷が非常に少なく、手に入れるのが難しいのが現状。

欲しいなあ…と思ったら、買える時期になってからお店に行くじゃなく、
まずは、お店に在庫、無かったら次の入荷時期を聞いてみる事が大事。

サイズがないからと違う色やモデルにするより、
弱ペダファンの方とかは、好きなキャラと同じモデル乗った方が、
テンションあがるし、乗っていても楽しいと思います。

ちなみに…


というツイートしたら、1000以上リツイートされました。

コレ、ラジオの番組で自転車ブームを取りあげるために、
お世話になってるバイシクルセオ西千葉店さんに聞いてみた訳です。
ツールドちばや、銚子センチュリーライドなどもサポートしてるショップ。
そしたら、こちらでは、こんな感じだそうです。

案の定、フェニックスのアルミは、初出荷便は予約完売。
2015年のアルミも女性向けのXXS、XSはすでに予約で終了とか。

知り合いの手嶋ファンの女性も、狙ってるキャノンデール、
入荷は秋以降と言われて、じーっと待っている状態とか。

こんな感じなので、ロードバイクが欲しいと思っている方、
今すぐ買える買えないは、置いておいて、

●お店に行って自分に合ったサイズを知る
●好きなモデルの好きな色、自分に合うサイズはあるのか?

まずは、これを知りましょう。

それで、いつ手に入りそうかがわかりますので、
そこから逆算して、買う計画を立てるのがいいと思います。

好きなモデルを手に入れられて、満面の笑みになれるよう
健闘を祈り申し上げます。

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ランドアバウト

ランドアバウト

9月1日に、改正道路交通法が施行され、
信号のない円形交差点、ランドアバウトの運用がはじまりました。
今回7都道府県の15カ所に設置され、
本年度中に神奈川、千葉、埼玉など8県24カ所が加わる予定だそうです。

信号がない円形交差点という事で見慣れない人達からは、
「怖い」「渋滞の元」などの声が上がっていますが、
元々円形交差点というのは、全国に140カ所ありました。

これに

ランドアバウト
「時計回り一方通行のみ」

という法規制をかけたのが、ランドアバウトです。

ツールドフランスなどで走るヨーロッパの街並みは、
このランドアバウトが一般的なので、
自転車乗りというか、レース好きは、よく目にしている光景です。

ところが、日本ではランドアバウトという言葉が聞き慣れないので、
いきなり恐怖感を持っている人も多いですが、
駅前のロータリーとか、想像してもらえればわかりやすかと思います。
東京の城北地区であれば、板橋、十条、ときわ台、練馬高野台などの
駅前ロータリーが交差点になったと想像してください。

あそこもローターリーは一方通行ですが、それが交差点にあると思ってください。

上の写真は、東京で唯一ランドアバウトに指定された
多摩市の桜ヶ丘の円形交差点ですが、
ここ、実は皆さんが良く知る場所です。

耳をすませば

この一帯は、ジブリのアニメ「耳をすませば」のモデルとなった地区で、
この円形交差点は、地球屋があった場所です。

ロータリー

「耳をすませば」の聖地めぐりで行ったことがありますが
住宅街の真ん中でそんなに交通量の多い場所ではありませんが、
一応、路線バスも通る場所です。

過去5年間、この場所では交通事故が起こった事がなかったそうですが、
まれに、交通ルールを知らずに逆走する車があったりして、
それが、今回の法改正で徹底される訳です。

信号のいらないランドアバウトですが、メリットとデメリットがあります。

メリット

●交通量の少ない場所で無意味な信号待ちをする必要がない
●右左折の専用レーンがいらなくなる
●どこの交差点でもUターンが出来る
●交差点前から速度を落とす事になるので交差点内の事故が減る
●災害時に信号が停止しても、元々信号な無いので混乱が起きにくい

これ、かなりの郊外にサイクリングに行った時に思うのが、
車が全く来ない交差点で、信号待ちする事があります。
もちろん、ルールを守って信号待ちしますが、
何の為に止まっているの?とバカみたいに感じる事も。
ランドアバウトであれば、徐行して通過出来ますから、そういう問題が解決出来ます。

交通量の少ない郊外、これから都市設計する新興住宅地などでは、
かなりメリットが多いような気がします。

ちなみにうちの故郷、岩手県宮古市では、
津波で信号が全滅してしまった経験から、
被災地区の復興の都市計画で、このランドアバウトを採用していくそうです。

デメリット
●交通量の多いところでは、逆に渋滞が起きやすい
●人気観光地のように季節で車が殺到する地域には向かない
●狭い道路の交差点に新たに新設しにくい
●自転車の動線の不徹底
●どことは言わないが、交通マナーの悪い地域でのルールの不徹底

例えば、五日市街道や青梅、新青梅のように
信号のいくつ先まで渋滞になるような場所には向きません。
ランドアバウトのすぐ先に信号があると、そこから円形交差点の間が渋滞し
ランドアバウトから出ようとしても、つまって円から出られなくなってしまいます。
結果、円形の中がストップしてしまいます。

オフシーズンは交通量が少なくても、ハイシーズンにわっと集まってしま場所も
このランドアバウトには向きません。
軽井沢なんかが失敗例ですね。

あと新設のランドアバウトの写真をいくつか見ましたが、
自転車レーンのペイントが書き入れてある所と、
歩道に誘導している所と、指針がバラバラなので、混乱の元です。

ここまで書きましたが、どう走るのかイメージが付かないという人の為に、
長野県飯田市 東和町交差点のLIVEカメラのリンクを貼っておきます。


あと、ヨーロッパではランドアバウトが一般的と言いましたが、
ツール・ド・フランス2014 第6ステージ、
ゴールまで、このランドアバウトが連続して出てきます。
レースは、車道封鎖して行われているので、
ロータリーを挟んで選手の列は左右に分かれますが、
通常ではあれば一方通行です。

という訳で、郊外で徐々にランドアバウトが増えていくと思いますが、
別に慣れれば大変なものじゃないので、覚えておきましょう。
駅前のロータリー回って違う道に抜ける、そんな感じです。

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