富里スイカロードレース

開会式

日曜日、毎年恒例となっている富里スイカロードレースに出場してきました。
定員1万3千名という所へ、倍近い応募があり、
今年から東京マラソンのような抽選方式になってしまったほどの人気の大会です。

地元千葉県の放送局という事で、
bayfmからは声優の山寺宏一さん他、人気DJが多数参加。
山寺さんの番組パートナー、中澤裕子さんも応援にかけつけました。
僕はこのチームのスタッフとして走る事に。

カイくん

会場には所属事務所が、この近所という縁で、
初代お父さん犬の「カイくん」も応援にかけつけました。
湘南動物プロダクションって、湘南じゃなく成田にあったのね。

会場では、事情あってしゃべれないので(笑)
普通の大人しい犬に見えましたが。

仮装

スイカロードレースというだけあって、スイカの仮装ランナーが多いんですよね。

仮装

お揃いで、こんなユニフォーム作ってきたり。
僕も、何年か前に緑の全身タイツに黒のラインをひき、
赤いパンツでスイカーマンに変身して走った事があったけど、
皮膚呼吸できないし、中に熱がこもるので、暑くて死にそうになりました。

仮装

とにかく、お祭り感覚が高く、
太鼓やホイッスルを鳴らしながら走るサンバ隊も!
楽しいので、口コミで初挑戦の人達の登竜門へ。

スタート

遠くに見える黄色いゲートの所がスタートなんですが、
目標タイムごとに前から順に並んで行って、
10㎞を60分前後で、こんなに遠くに。

コース

今年は1時間を切ることが目標だったので、
1kmを6分を切るペースで走ろうと思っていたのですが、
どこまで行っても大渋滞で、なかなか抜く事が出来ません。
なので、3㎞のポイントまでは、1㎞6分を切れず焦りました。

そこからは少しバラけてきたので、ペースアップ。

給スイカ

この大会の人気のポイントの1つが、こちらの給スイカ場。
コースには、いくつか給水所があるのですが、
最後の方、9㎞の地点には、水の代わりにスイカが並んでいます。
スイカを食べながら、水分補給しようというものです。

これが喉がカラカラで来るので、ここで食べるのは、普段の何倍も旨い!
参加した人なら、それが実感出来ると思います。

チャリカフェも、自転車で汗流していくから、
車で行く人より、遠くのカフェの飲み物が旨いんですけどね。
同じ理屈です。

ゴール

今年は手元の時計では、なんとか目標タイムの1時間は切ったようです。
嬉しい!

この日は、いつものカメラと違って、
防水のコンパクトデジカメ、PX1を使ったのだけど汗でベタベタ。

露天風呂

さて、走り終わった後は、お楽しみタイム!
みんなで露天風呂に入って汗を流し、自然の中で涼みます。

ジンギスカン

そして、お楽しみのバーベキュータイム!
これが楽しみで、毎年参加者が増えていく傾向にあります。

さて、個人的な目標として、今年は体力勝負の年と位置づけています。
1月…東京湾1周(自転車)200km(成功)
6月…銚子センチュリーライド(自転車)160㎞(成功)
6月…富里スイカロードレース(ラン)10㎞を1時間切り(成功)

次は、8月に富士登山の予定です。
次もコンプリートするぞ!

昨年の富里スイカロードレースの様子はこちら

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自転車レース

ツールドフランス

このブログを読んでくださっている方は、カフェの方がメインで、
自転車が趣味という方は、少ないと思うのですが、
もうすぐ世界最大の自転車レース・ツールドフランスが始まるので、
自転車レースの事を少々。

名前は知っているけれど、どんなレースか知らないという人が多いので、
自転車レースの見方、初級編を。
自転車に乗っている人でも、レースは知らない人も結構いますしね。

ツールドフランスは、
自転車で約200キロ前後のレース、21戦を戦いながら、フランスを一周し、
その総合タイムで、優勝争いをするというレースです。
フランスをぐるりと一周するような感じになるので、
「tour de france」という名前がついています。

トータルで約3600km(今年は)を走り抜く事になります。
2012年は6月30日に開幕。
6月30日のプロローグ、個人タイムトライアルからはじまり、
その後20ステージ(20戦)を戦い、約3600㎞を走り抜きます。
直線距離でいうと、東京からベトナムぐらいを走る事になるのです。

マイヨジョーヌ

合計21戦を戦う中で、そこまでの総合タイムの短い人、総合トップが、
マイヨジョーヌという黄色いジャージを着ることになっています。
マイヨは『ジャージ』、ジョーヌは『黄色』という意味のフランス語です。

例えば、5戦までトップで黄色いジャージを着ていても、
6戦目で逆転されると、次のレースから新たなトップの人の元へ黄色ジャージがいき、
自分は普通のジャージに戻ります。

つまり、全部を戦い、最後にこのマイヨジョーヌを着ていた人が総合優勝となります。
ツールドフランスは、黄色いジャージの奪い合いだと思ってください。
だから、一戦一戦で、コツコツとリードを貯金していきます。

(その他、ポイント賞とか、山岳賞などもあるのですが、今回は省きます。)

そして、自転車ロードレースの一番わかりにくい所が、
個人戦に見えるけど、実はチーム戦。

わかりにくいのですが、わかると日本人が一番好きそうな要素です。

将棋でいうところの王将を勝たせる為に、他の駒は捨て駒になって働きます。
つまりチームリーダーを勝たせる為に、他の選手達は犠牲になって働くのです。

 

若い人であれば、ドラゴンボールやワンピース。
年配の方であれば、真田十勇士や里見八犬伝を思い浮かべてください。

ツールドフランスは、チームのエース(主人公)を勝たせる為に、
チームメイトが自己犠牲となり、皆で支えながら、戦うレース。
エースに黄色いジャージを着せるために、全力でアシストし、力尽きていきます。
そして、最後に残った、ボスキャラ同士で、ゴールを争うのです。

トレイン

たとえば、このようにチームで列を組んで走るシーンがよく見られます。
自転車レース用語で、トレイン(列車)と呼ばれるもの。

平均50㎞/h前後で200㎞を走るので、
一番前を走るともろに風圧を感じ、人より余計に負荷がかかるので疲労しやすいのです。
さらに前にペースメーカーがいないので、精神的にも疲れます。

なので、アシスト達が前を走る事で、チームのエースを後ろに温存し、
疲労させないようにします。

カーレースでいう所のスリップストリームをチームメイトがつくり、
エースをずっと引っ張っていくような感じです。
これをレース用語で「引く」と言い、
凄い勢いで引くことを「鬼引き」と言ったりします。

その他、200㎞の間、自転車で走りっぱなしなので、
通常2つ積んでいるボトル(水筒)も、すぐに空になります。
そこで、チームカーからボトルを受け取り、メンバーの所に配ってまわるというのも
アシストの仕事です。

ドラクエでいう所の薬草、ファイナルファンタジーでいう所のポーションを、
チームカーに取りに行って、メンバーみんなにくばる役割。

他にも、雨が降ったらウインドブレーカー、
走りながら食べられるシリアルバーなどを運ぶ事も。

これをレース用語では、使いっぱじゃなく「ボトル運び」といいます。

こうして、エースを温存しながら、195㎞ぐらい走ったら、
残り5㎞ぐらいからは、ポジション争い。
集団の前の方をチームで確保し、
さらにエースが走りやすいコースを押さえようという戦いが始まります。

1チームには9人いるのですが、ゴール1㎞前ぐらの時点で、
先頭グループには、1チーム3人残っていればいい方。
風よけになったり、スリップストリームを作ってきたアシスト達は
力つきて、どんどん失速して落ちて行きます。

この時、実況や解説者も「○○は、役目を終えました!お疲れ様」
などと、放送で声をかける事もあります。

そして、残り200mぐらいで、それぞれのエースを先頭に立たせます。
最後にいい位置でエースを前に出す役割の人を「発射台」と呼びます。

あとは、エーススプリンターと呼ばれる、ボスキャラの脚力くらべ。
誰が一番足が早いか、力を温存していたかで、勝負を競います。

その他、山岳コースというパターンもありますが、
ほぼこういう戦いを20戦繰り返し、
エースの総合タイムの短い順に、順位がついていくのです。

そしてテレビ観戦のコツ。
以前はNHKやフジテレビが中継していましたが、
今はBS、スカパーのJ-Sportsでの中継となります。

同じく3大ツールの1つ、5月に行われたジロ・デ・イタリアは、
イタリア語でしたが、ネット中継もあったので、
ツールドフランスも、ネットで探してみる価値はあるかもしれません。

さて、この中継を見るとき、

ツールドフランスを見るときにあると盛り上がるのが、ツイッター。

自転車レースなんて、野球やサッカーと違って、まわりに語りあえる人がいないので、
だいたい1人でテレビにかじりついていたりします。
初心者だと、何が起こっているのか、わからない事があります。

そんな時に、中継しているJ-Sports関連のハッシュタグ、
#jspocycleを、
ツイッターのアプリなどで検索すると、
今、何で盛り上がっているのかが、人目でわかります。

ネットでフランス語中継サイトを見つけた場合は、
これが日本語解説代わりになります。
(僕は万全を期するために、J-sportsに加入しましたけど)

僕もこの前のレースで、このハッシュタグをつけて、

先頭の選手のリアブレーキが、通常あるシートの下の所に見えないのですけど。

みたいな事をつぶやいたら、知っている人達からすぐに返事が来て、

あの選手の自転車は、ペダルの下の方にリアブレーキがついてます。

でもって、「ココ!ココ!」と写真を送ってくれた人もいました。

ブレーキ

こんな風に、わからない事をツイッターで聞きながら見るのも、
楽しみ方の一つです。

昨年のツールドフランスは、日本人選手が出ていませんでしたが、
今年は出る可能性大!
実は興味があるという方、ぜひ、楽しんでみてください。

という訳で、ツールドフランスの期間中は、
カフェよりも、自転車関係のツイートが多くなりますが、ご容赦ください。

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