西武秩父駅前温泉 祭の湯(秩父)

祭の湯

夕方の西武秩父は、輪行祭りが開催されています!
祭の湯の前の広場で、グループライドの方々が、ロードバイクを畳んで、輪行の準備をしていました。「有間峠」というワードも聞こえてきましたが、この方々も、閉鎖前を狙って行ってきたのでしょうか?

僕もオーストリッチの縦型、SL-100という輪行袋にロードバイクを収納。「祭の湯」は、輪行袋に収納すると自転車をフロントで預かってくれます。料金は、タオルセットが(入館料+フェイスタオル・バスタオル)1,300円。

もう、ダウンヒルで体も冷えたし、その前に、有間峠ヒルクライムの疲れでぐったりだし、汗もかいたし、体に塩も噴いているので、スッキリしたくて、祭の湯に入っていく事にしました。…というか、そもそもそういう予定で、着替えも持って来てますし。

お風呂は撮影不可能なので、公式サイトからのお写真。露天風呂には、水深15㎝ぐらいの、寝湯があるのですが、お湯もぬるめで、長い事入っていられます。ヒルクラムで腰痛が出たので、仰向けになって、腰を温めながら、しばらく寝っ転がっていました。もう、そのまま寝落ちしそうになったけど、体がほぐれてきて、いい感じいなりました。

マッサージも行こうかと思ったのですが、予約客で一杯で、こちらは断念。湯上がりは、リラックスチェアで、しばしのんびり。その後、お会計をすると、自転車を玄関まで出してくれます。預ける時は男の子だったのですが、受け取りの時は、アイドルみたいな可愛い受付の女の子が、一生懸命運んできてくれて、思わず「重いのにゴメンねー。ありがとう」という言葉が出てきました。お風呂以外でも、気持ちいいわ!

丼屋炙り

ご飯はフードコートの丼屋炙りに。土曜日だったのですが、フードコートも余裕があり、テーブル席の脇に輪行袋を置いても余裕でした。

豚丼

炙り豚味噌丼〜とろろ添え(並)〜950円と、アサヒ・スーパードライ500円。フードコートにしちゃ、なかなかのクオリティ。とろろ添えが、またいい!わらじカツも迷ったんだけど、ビールのおつまみとしてはこちらかな。

レッドアロー

帰りはレッドアローで、池袋まで一直線。

切符

指定席を取る時のコツを教えますね。
普通、車両の最後尾を指定し、座席の後ろのスペースに自転車を入れると思うのですが、西武秩父線は特殊で、飯能でスイッチバックするので、そこからの事を考えて、スタート地点の西武秩父からは、後ろ向きで走ります。つまり、本来の最後尾、号車によって席数が違いますが、12とか16とかを取ると、本来、最後尾のハズが、最先端!に自分の前に自転車を置き、膝で抱えるように座る必要に迫られます。輪行組で何人か、このパターンの人いましたね。実は、通は、1を指定します。

輪行

するとご覧の通り、座席の後ろに自転車を入れられます。この電車、飯能までは自転車側の方に進んで行くのです。飯能から池袋までは、スイッチバックして、左側に進んでいきます。なので、西武秩父駅から乗る場合は、「1」を取るのが正解です。ちなみに、奥の席はリクライニングMAXなのですが、自転車には、接触、当たってはいません。結構、余裕です。

ハイボール

あとは輪行だし、飲んで帰るだけです。自走派の方にはお叱りを受けそうですが、これはこれで、楽しいんですよ!

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有間峠ヒルクライム(下り編)

有間峠

標高1142mの有間峠から、今度は秩父方面にダウンヒルです。
雨や台風、崖崩れでちょいちょい閉鎖される、この峠、なので、長い間リベンジのチャンスを逃してきました。だから今回、有間峠に登ったのも初なら、秩父方面に下るのも初です。秩父側の方が、若干、路面がいいそうなので、ここから颯爽とダウンヒルという気分です。

下り

ところが、この下りが、結構長い!新緑の森の中を下っていくので、木が生い茂り眺望が良くありません。はっきり言って、同じような景色ばかりで、ちょっと飽きます。

それにしても有間峠は、動物類が沢山いるようで、猿やリスらしき物も見ましが、一番驚いたのは、キジが3羽集団で走って道を横切った事。なんか、ジュラシックワールドに出てくる、小さい恐竜みたいでビビりました。頼むから熊だけは出ないでくれよと祈りつつも、ブレーキ握りっぱなしで、慎重に下っていきます。

橋

唯一景色が開けるのは、谷を渡る橋のような部分。ここはいろいろな人の有間峠ヒルクライムのブログ記事にも出てくるスポットです。欄干のようなガードレールが出てきたら、お写真スポットです!ここを逃すと、なかなかいい眺望の所は無いので注意してください。あの山の稜線から下ってきているので、かなり下った事になるのですが、ここから、まだまだ下っていきます。

せせらぎ

木々が風で揺れる音だったり、鳥のさえずり、そこに人工的なカンパニョーロ・ゾンダののラチェット音。都心部にいたら、音として聞き逃している物たちが、鈍っていた五感に語りかけてきます。いつしかそれに加えて川のせせらぎの音が。そうかあ、音として聞こえるほど水量がまとまってきたのか。という事は、かなり下って来たんですね。

定峰峠からの下りだと、ジェラテリアHANAの手前がこんな感じですね。じゃあ、そろそろカフェ的な物でも出てくるのでは?…と思っていたら出てきたのは!

アート

不思議なアート。
浦山地区にある毛附(けつけ)トンネル付近には、来る物を拒んでんだか、歓迎してんだかわかならい、不思議アートが並んでいます。

渓谷

渓谷沿いを走る道は、ツール・ド・フランスとかに出てきそうな雰囲気。ダウンヒルしてきた集団が、そろそろ本気出して、逃げ集団を吸収しようとするのが、こんな風景。

裏山

浦山大橋を、残り何㎞かのゲートに見立てて、下っていきます。さすがにこの付近はブレーキ開放なので、フルームのクラウチングスタイル気分です。ホントは、普通にサドルに座っているだけですけど。

ところで、この橋の名前を検索しようとちら、「浦山大橋+心霊スポット」とかが検索窓に予測で出てくるのね。不思議なアートがあった浦山地区も、実は廃村マニアに人気のスポットだったり。なにかが起こりそうなスポットを、何も起こらずに通過できてラッキーでした。

浦山ダム

順調に下って、浦山ダムに到着!

ダム

重力式コンクリートダムとしては奥只見ダムに続き全国2番目の高さを誇るそうです。高さ、156.0m。

安産

ダムには、いろんなオブジェが配置されているのですが、何気なく停めた所にあったのが、「安産守尊像」丸いところをなでると安産になるという説明書きがあるのですが、コレ、形が直接的過ぎません?笑っていいとも時代の、タモリさんの安産祈願のメモもそうでしたが。アートにしても、御利益にしても中途半端な気が。というつつ、出産間近が友人がいるので、一応、指示通り、丸い部分をなでておきましたが。

城峰山

ダムの正面、その奥に薄らと見えている山脈の、一番高い所が、城峯山だそうです。かつて、あをこに登ったんだなあ。今や、タダの貧脚ヘタレになってしまいましたが、4年前は、まあまあ頑張って色々登ってたんだなあ。

インド料理

秩父の市街地に戻ってきました。その中でちょっと気になって足を止めて写真を撮ったのが、真ん中ののぼり「インドおせち」3000円。インドおせちって何?タンドリーチキンとか、そういうのの詰め合わせ?それはいいとして、もう6月!おせちって、どういう事?

武甲山

お出かけなんだけど、毎度ヒルクライムの終わりに見てるからなんだか「お帰り」の雰囲気の漂う、武甲山。

体調万全では無かったですが、閉鎖の噂を聞いて
「無理して登った有間峠」
「無理して登った有間峠」

小学校の教師が考えそうな卒業式シュプレヒコールが、頭の中で、リフレインしたのでした。

下りだけで、西武秩父駅まで23.5㎞。結構あるね。

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