久々のモーニング娘。武道館。2017年に℃-uteの解散コンサートに参戦して燃え尽きて以来、急激にアイドル熱が冷め、自分が担当している番組のDJ岡田ロビン翔子さんが所属していたチャオベッラ チンクエッティのライブに行くぐらい。そのチャオベラも解散して、ライブに行く機会ゼロになっていました。
そんな中、ハロプロ熱が消えない友人から、モーニング娘。’18に行きたいと熱い訴えが。この武道館公演でメンバーの飯窪春菜さんが卒業となる卒コンは、チケットも取れそうにないというので、アップフロントさんとパイプのある僕が取る事に。だったら一緒に行こうかという事で、久々に足を運びました。
前回は?というと、鞘師里保さんの卒業ライブ、2015年の12月8日。3年ぶりのモーニング娘となります。ちょっと浦島太郎状態です。
まず、驚いたのはファン層の変化。若いファンが圧倒的。また女性率がものすごいUPしているのです。僕が行っていた頃は、女性率が高いのでおなじみなのは℃-uteで、高い時は半々というぐらいの時も。その頃、同じハロプロでもモーニング娘。は、オジサン率が高かったです。
ところが今回は、4割ぐらいが若い女性。この3年で何が起きたのでしょう?
ちなみにこのライブの2日後に音楽業界を目指す専門学校の生徒が10人ぐらい番組見学に来たのですが、その中の一人の女の子がモーニング娘。のファンで、このライブにも来ていたそうです。「なんか女性ファン率高くなってない?」と聞くと、「そうなんです!」と嬉しそうに。女優の松岡茉優さんがモーニング娘。ファンを公言したり、音楽番組で関ジャニ∞や、SEXY Zoneなどとコラボしたりしているのが、モーニング娘。にハマるきっかけの一つにもなっているようです。
ちなみに、その翌日に元℃-uteの鈴木愛理さんのマネージャーさんとお会いしたので聞いてみたら、鈴木愛理さんの場合は女性ファッション誌のモデルをやっている事もあって、女性率が高いのですが、ファンクラブ経由じゃなく、チケットセンターを通じた一般からの率が高くなっているのが特徴と言っていました。
ちょっと見ないうちに、ハロプロを取り囲む環境も大きく変わっていたのですね。しかもモーニング娘。武道館2DAYSのチケットがソウルドアウト。今後、DA PUMPのダサかっこいいのリバイバルブームのように、再ブームが来そうな予感もさせています。
驚きが凄かったので前置きが長くなりましたが、ライブはというと、素晴らしいの一言。
やはり数あるアイドルグループの中で、「生歌」での歌唱力の高さは安定しています。しかもダンスをしながら。いろんなコンセプトのアイドルがいますが、スキルで戦ったら、モーニング娘。を倒せるグループはそういないんじゃないでしょうか?
あと意外に刺さったのが、音。アレンジですね。テクノの神様、細野晴臣さんが「モーニング娘。の音を聞いて負けたと思った」と語った事が話題ですが、割と新しめの曲も電子音バリバリの再アレンジがされているのです。その音をバックに「生歌」でガシガシ歌うというギャップが良かったです。
ずーっと通うというのも大切ですが、ブランクが空いたからこそわかる新鮮な驚き。誰々が好きとか、箱押しというアイドルファンというより、音楽ファンという目線に変わりましたが、そういう目線で見ても、今回の武道館ライブは、素晴らしかったと思います。