プチモンド(赤羽)

石神井川

中板橋で石神井川を超えて赤羽へ。赤羽というと、「センベロ」というイメージの人も多いと思いますが。実は、インスタ映えスイーツのスポットでもあります。

西口の「anzu to momo」は、出来てまだ1年なんですが、開店と同時にインスタ映えスポットとなり、お昼の12時オープン後すぐに、人気メニューは3時には売り切れとなってしまいます。

同じく西口の豆電コーヒーは、プリンが人気で、インスタ目当てで人が集中しすぎた為に、一時期、プリンを止めて、撮影禁止にしたほどです。

プチモンド

そして、赤羽スイーツ御三家の1つが、同じく西口にある、プチモンドです。もともと人気があって混んでいましたが、この日は行列が出来ていました。「孤独のグルメ」に登場したり、人気グルメライター平野紗季子さんの特集に登場したり、直近では、テレビの食べ歩きで、織田信成さんが訪れ、その影響で、行列が出来ている模様でした。

行列

9時開店(4月から10時開店)なのですが、この日は平日にもかかわらず人が集中しすぎてしまった為、途中で、一旦閉店。その後、残りの食材等を確認したうえで、2時から20人限定で、再オープンという事でした。僕は、18番目。40人ぐらい並んで、お店の人にここまでしか入れませんと、後ろの人を帰したのに、知らない人がやって来て、また並び始めます。再び、後ろが帰されたのですが、それでも「二人ぐらいなんとなんじゃね?」と、粘って並ぶカップル。入店の時に断られていましたが。

看板

20名が入った後は、このように閉店のサインが出されます。それでも、店内に入ってきて、「せっかく来たのに、ダメ?」と、粘る人多数。ご夫婦二人でやられているのですが、この人気に完全にパニックになっていました。運良く入れても、ここから待ちます。ご主人一人で作っているので、最初のお客さんの物から順番に作り、18番目の僕のメニューが出て着たのは、ほぼ1時間後。最初のお客さんが食べ終わって帰ると、他の客が席を移らせろとか、わがままを言い出したりして、見ていて、ちょっと気の毒な感じになりました。

パフェ

お目当てのフルーツサンドは、10人目ぐらいで売り切れだったので、第2候補の、フルーツパフェを注文。忙しい中、丁寧に作られた一品がこちら!850円。旬のフルーツがふんだんにちりばめられ、今年の初スイカは、このプチモンドとなりました。

僕が食べる頃には、オーダーも一段落し、それまで必死の形相で作り続けていたご主人も、穏やかな表情に戻っていました。

現在は、テレビ番組の影響などで、プチパニックになっていますが、落ち着いたら、フルーツサンド、リベンジしたいなあ。赤羽スイーツ恐るべし!

■プチモンド
■東京都北区赤羽台3-1-18
■営業:10:00~18:00(現在変則営業)
■定休日:木曜日、金曜日
場所はこのへん

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荒川岩淵関緑地バーベキュー場(赤羽)

GWに有益な情報を一つ!赤羽岩淵水門の所にあるバーベキュー場が、様々なBBQ用品を現地でレンタル出来る、手ぶらのBBQ場になっていました。

まあ、かつては無料のBBQ場で、ゴミの持ち帰りなどは良心に訴えかけていたのですが、こういうウェーイな盛り上がりをする所には、まあ、やらかすやつらも当然多い訳で、ゴミ問題が深刻化。今年から、有料管理のBBQ場になりました。

真ん中に見えるプレハブが管理棟です。

入場料は、一人500円。BBQエリアは柵で仕切られていて、フェスのようにリストバンドを購入して、入場する事になります。花火大会や花見などにありがちな場所取りは出来ず、場所は、管理者の指示にしたがう事になります。

BBQ機材レンタルは、充実していて、ミニマムな

【BBQコンロ】  
コンロ×1
焼網×1
炭バサミ×1
価格:2,100円

木炭は、3kgで、800円とか、テーブル (60cm×120cm)で、1,200円、2名用ベンチ、800円…など、いろいろ追加オプションがあるので、必要な物をプラス。

食材やお酒、あとゴミ袋などは持参する必要があります。詳しくは、「荒川岩淵関緑地バーベキュー場」のオフィシャルサイトで。検索して出てくる多くの情報では、情報更新されておらず、まだ無料のBBQ場であると書かれ、「レンタルBBQ機材デリバリーします」的な宣伝がありますが、食材等以外、ほぼ現地でレンタル出来ますので!

荒川サイクリングロードの中間地点ですから、サイクルオフ会とかも出来ますが、その時はノンアルで!

ところで、この岩淵水門を訪れるついでに、知っておいて欲しい事があります。目の前に見える標識のような物は、かつての水害の高さを示すものです。

明治時代までの荒川は、現在の隅田川で、人々は水害に悩まされていたので、水害時に水を逃がす放水路を人間の力で掘りました。それが現在の「荒川」

赤門をくぐるのが、かつての荒川、現在の墨田川で、向こう側を流れるのが、人間が掘った荒川放水路です。

平和ボケっていうと、戦争の方で使われる事の多い言葉ですが、3.11の東日本大震災とか、川の洪水とかも、かなり平和ボケの多い案件。

こういう災害の歴史の標識を見ると思い出すのが、我が故郷。我が故郷には、これまでの津波の高さを示す、マークがあったのです。

うちの故郷は岩手県の宮古市という所で、東日本大震災でも、とてつもない被害を受けました。しかし、我がふるさとは、近年であれで4度目の津波なのです。

一番被害の大きかったのは、宮古市の田老地区。

明治三陸地震の津波で、14.6mの津波。下が昭和三陸沖地震で、10m強の津波。2度の津波で、2度とも町は壊滅しています。

そこで、高さ10mの防潮堤を作りました。これまで2回の津波を防げる高さではないのです。それでも異例の高さですから、別名「万里の長城」とも言われ、防災のお手本として、全国から見学者が訪れました。この堤防のおかげで、1960年の3度目に襲われた高さ6mのチリ地震津波は防ぐ事が出来ました。

これで逆に完全に平和ボケ。10mの防潮堤は、過去の津波からは守れる高さではなく、逃げる時間は稼げるという設計だったのですが、津波対策は万全という事になってしまいました。

防潮堤の改修工事、改良工事の計画が出るたびに、土建屋との癒着と、おきまりの批判が出るように。逃げる時間をかせぐ防潮堤が、いつの間にか、もう完成形の防潮堤にすり替わっていたんですね。

そして、2011年、東日本大震災。鉄壁といわれた高さ10mの防潮堤を楽々越える津波が来て、街は全壊しました。

こういう特殊な街に暮らしていたから、子供の頃から、毎年、学校では津波の避難訓練もあったし、遠足で、この大堤防を訪れて、過去の津波は、この堤防よりも高かったという事を習うんですよ。町中に「天災は忘れたことにやってくる」という看板があるんですよ。でも、結果、東日本大震災で街全壊。

ちょっと、重い話になってしまいましたが、今の岩淵水門の所にあるこのプレートを見て貰えばわかる通り、ギリクリアしてきてるという高さなんです。

記憶に新しいと思います。荒川ではありませんが、 2015年、鬼怒川の堤防が決壊し、大きな被害を受けました。堤防が、水害の高さをクリア出来ず「想定外」とか言われました。

でもさ、よく川沿いのサイクリングロードを走ってる人ならわかると思うけど、そんな想定外を沢山見てきてるでしょ。

河原って、しょっちゅう水没している訳ですよ。野球場やサッカー場、サイクリングロードまで水没して、走れない経験を、頻繁にしている人多いハズです。

サイクルトレインで行った福島県の只見では、今も、想定外の水害で流された橋脚がそのままで、バス輸送だったり。

BBQで、ウェーイする人達は、そのBBQ場がが、どんな所に作られたのか、学ぶ気も無いと思いますが、サイクリストなら、多少実感あるバズと思って、ここに来たら、標識とか、説明の碑とか見て欲しいなあと思って、この記事を書きました。

そのBBQ場は、防災の為に作られた広場なんだからね!

雨で荒川増水のニュースを見るたびに、指扇のVIAとか大丈夫かなあ…とか、思うんだよなあ。

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