5月のジロ・デ・イタリアの時は、ジラソーレでイタリアン、7月のツール・ド・フランスは、ビストロ サンジャックでフレンチ、8月のブエルタ・ア・エスパーニャは、アランダルースでスペイン料理。江古田の食のグランツールです。
自転車ロードレースのグランツール(3大レース)は、それぞれ21ステージ。3週間にわたって開催されるのですが、開催期間中は、その気分に浸ろうという事で、その国の料理を食べる事にしているのです。
イタリアンとフレンチは、ほぼどの街にもありますが、スペイン料理がある街は、なかなかありません。肉バルで代用する手もあるのだろけど、やっぱりパエリア食べないと、そういう気分にひたれません。という訳で、江古田銀座商店街の入り口にある、アランダルースへ。スペインとモロッコ料理のお店です。
スペインとモロッコは、地中海のジブラルタル海峡を挟んで、
向かい合わせの国なので、影響を与え合った料理もあります。
階段を上ると左右に入り口があるのですが、どちらもこのお店の入り口ですので、ご心配なく。Instagramに動画があったのですが、エスニックな店内では、時々、ベリーダンスのショーも開催されるらしく一度、生で観てみたい気もします。
平日のランチだったのですが、この日は、奥様達や、音大OGの弦楽器奏者のグループ(みんな楽器ケース持ってました)そのほか、男性一人のお一人様など、大人な客で賑わっていました。
シーフードのパエリアセット、1100円。
本来、パエリアは、バレンシア語でフライパンを意味するそうなのですが、フライパンでお米をフープで炊く料理をパエリアと呼ぶように。日本人が、鍋料理を鍋っていうのと同じですね。
1人前にしては量が多いので、本来はカップルかグループで行って、モロッコ料理のタジン鍋なども頼んでシェアするのがいいと思います。
釜飯のお焦げに相当する、フライパンの縁の焼けた部分と、中央のふっくらの部分を、食べ比べたり、混ぜてみたり。とにかくフライパンが熱いので、自然にゆっくり頂く事に。せかせかしたランチ時に、ちょっと優雅な気分になれます。
食後のドリンクは冷たい物も色々あったのですが、せっかくなので、ホットなモロッコティーを。
頼むと「甘いのダイジョブ?」と聞かれます。甘くして飲むのが本場らしいので、郷に入れば郷に従え。このミントティーも、めちゃめちゃ熱いので、最初は、コップにおしぼり巻いて持っていたぐらい。
でもね、熱いから一気には飲めず、またゆったり。料理も一人で作っているから、少々お時間かかるし、熱々の物を食べるのも、飲むのも、お時間かかります。最近、セカセカしすぎている人は、こちらで時間に身を任せ、ライフサイクルのブレーキ踏んでみてもいいかもしれません。この程度ののんびりでイライラするようだったら、重症だと思いますよ。
■アランダルース (ALANDALUS)
■東京都練馬区旭丘1-75-1 瀧島ビル 2F
■営業
11:00~15:00
17:00~23:00(L.O.22:30)
■定休日:火曜日
■場所はこのへん
昨年は、グランツールの中でブエルタ・ア・エスパーニャが一番面白かった気がします。
ツール・ド・フランスって、野球でいう送りバントのような確実に勝つための安全策なレースが多いのですが、ブエルタは、イチかバチかのアタック合戦。しかも、昨年は、コンタドールの引退レースだったし、応援しているロット・ソウダルは、4勝するし、最高だったなあ。
さあ、今年はどうでしょう?
スペインを舞台にした自転車レースのアニメ「茄子 アンダルシアの夏」
スタジオジブリ作品で作画監督を務めて、宮崎駿監督の右腕とも呼ばれていた高坂希太郎さんの、初監督作品。アマゾンプライムでも、Netflixでも見られるし、46分の短編なので、ぜひ、この機会にどうぞ!自転車レースをわからなくても、楽しめると思います。
さあ、ブエルタ・ア・エスパーニャ、楽しむぞ!