ベイマックス

ベイマックス

遅ればせながら、ベイマックスを観てきました。
作品的には、非常に面白かったのですが、
事前にインプットされていた宣伝からのズレは、
ネットでも話題になっていた通り、僕も違和感を感じました。

これはジブリにも同じ感想を抱くのだけど、
作品自体は悪くないのに、鈴木プロデューサーの姑息な釣り宣伝で、
変な期待を持って劇場に足を運び、
その謎が解明されると思いきや、そこには深い意味が無くて肩すかし。
作品はいいのに、そのガッカリ感が上回って、
なんとも微妙な気持ちにさせられる。

ベイマックスも日本の予告とは方向性の違う肩すかし感はあるのだけど
作品の面白さが上回っているので、そこに救われている。

今回のベイマックスも、日本とアメリカの宣伝の仕方が、
あまりにも違うというので、話題になっています。

日本では、のび太に寄り添う「ドラえもん」的要素が強調されています。
まあ、それはそれで悪くはないとは思うのだけど…。

鉄拳のパラパラ漫画まで作る必要があったか?
鉄拳のパラパラ漫画は素晴らしいのだけど、
それはそこに彼が伝えたい事があるからだ。

映画を見終わった後だから言えるのかもしれないけど、
ちょっと無理矢理作りました感があるような気がする。

アメリカ版の実際の予告は、こちらです。
原作のマーベルコミックスの「BIG HERO 6」色の強いヒーロー物。

笑って、ハラハラドキドキし、最後にホロリと来る、
最高に素晴らしい泣き笑い。

最初っからこっち視点で観たかったわ。
だったら、こんな違和感を抱かずに済んだであろうに。
痛快で、スッキリして帰ってこれたハズ。

痛快ヒーロー物だけど、子供でも楽しめる作品。

なぜ、日本はあいかわらず「ハンカチをご用意してご覧下さい」的な
お涙ちょうだい色を前面に出してしまうのだろうか?
ヒーロー物が前面だと、財布をにぎっている母親に響かないからだろうか。

ベイマックに関しては、作品は非常に面白い。
ただ、宣伝方法が気に入らない。
これにつきる。

あと、吹き替え盤を観に行ったのですが、
もしかしたら、字幕盤の方が楽しめるのかもしれないと思いました。
アナ雪の吹き替え盤が、あまりにも素晴らしかったので、
今回も、勝手にハードルをあげて観に行ってしまったのですが、
こちらも、タレントさんの出来が…。

なんだろ、何でこんなに作品がいいのに、
いろいろケチつけてんだろう?
んー、ただ、そんな気分になった事は確か。
素直に観れない自分に嫌気。
でも、ちょっと調べてみたら同様の感想の方が多くて、
少しホッとしました。

P.S.
自転車乗り的に気になったのは、
ゴー・ゴーが開発している磁力サスペンションを使った自転車。
磁力で車輪とフレームが接地してなくて、
ころがり抵抗を抑えるというもの。
ロードバイクって転がり抵抗との戦いだから、
「お!」って思いましたよ。

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ハイレゾ音源って?

ビックカメラ

今話題のハイレゾ音源を聴く為に、池袋のビックカメラに行ってきました。

HMVのアナログレコードショップを取材たりしていて、
レコードをいい機材で聞くとやっぱり音がいいなと思う訳ですよ。
でも、昔のオーディオのように大きい筐体の鳴るスピーカーが
どの家にもあったような時代でもないし、
今は、そういう環境にも恵まれていません。

いつのまにかbit落としたCD音源に慣れて、
それをリッピングする時に圧縮したり
youtubeなどの圧縮音源に慣れたりして、
音の良さって感覚が鈍ってました。

だから久々に聞いたレコード音が新鮮だったのだけど
正直、今からレコードに戻るかっていうと、
それは無いと思うのですよ。

機材も場所も取るレコードに「全員」が回帰する事はないでしょう。
ただし、地デジやBlu-rayになれたら、DVDに戻れないように、
いい音で聞いたら、いい音の環境を構築したくもなります。

で、今ブームになりつつあるハイレゾをビックカメラに聞きにいきました。
データだけど、CDの数倍音がいいというハイレゾ。

最初売り場で構成されいていたのは、この組み合わせ。

最初に試聴した時は、
「え?思ったほどじゃない」という正直ガッカリ感。
レコードを聴いたとき程の、音の良さを感じなかったのです。

でも何曲か試聴しているうちにわかってきました。
打ち込み中心の音だと差が出にくい。
バンド演奏の方が、ドラムとかアコギの音の差が出やすいのです。

試聴用に入れられていた、イーグルスのホテルカリフォルニアが、
非常にわかりやすかったです。

ところが!同じ曲を

最上位機種のZXに

ヘッドホンアンプかませていセットがあって、
それの音がズバ抜けて良かった。
ハイレゾって聞いて期待して以上に、普通のCDと音が違う。

そこで店員さんに、やっぱりハイレゾはヘッドホンアンプかまさないと、
期待しているぐらいの違いって出ないんですかね?
同じ、ホテルカリフォルニアでも、
あそことコレでは格段に音が違うんですけど…という質問をしてみました。

すると!その構成をみて

あ…確かにそれも一因ではありますが…。と口を濁らせながら、

「ヘッドフォンの違いですね。格が違いすぎますから。」

ヘッドフォンだったのか!
すげー、マジでいい音。

イーグルスのホテルカリフォルニアなのに、
ギターじゃなく、ドンヘンリーのドラムに感動しました。
タムの音がステレオで録音されているので、
オカズが右から左に流れていって、
ドラムの構成がわかるぐらい。
しかも、ハイハットとスネアの息づかいも聞こえる。

やっぱ、バンド音じゃないと感動しないんだなあ。

ハイレゾってよく聞くけど、なんだかわかんない。
…って人は、生演奏系の試聴曲をチョイスしながら、
ヘッドフォンアンプ&最高級のヘッドフォンで聞いてみると、
「ああ、こういう事か」
というぐらいの違いがわかると思います。

それ考えると、一発で違いがわかるアナログレコードってすごいな。

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