光原社 可否館(盛岡)

盛岡駅

久しぶりに故郷の岩手に。
まだこの時期の新幹線は比較的空いていて快適。
しかも、はやぶさに乗れば約2時間で着いてしまいます。

岩手山

残念ながら岩手山は雲にかくれていました。

光原社

盛岡駅から徒歩8分。
駅から比較的近い場所に歴史を感じさせる場所があります。
宮澤賢治ゆかりの場所、光原社。

石碑

中庭には宮澤賢治の石碑があります。
実はこの光原社というのは「注文の多い料理店」を出版した会社。
誰もが知る日本の童話文学の最高傑作ですが、
当時は話題にものぼらず、ほとんど売れなかったそうです。

じゃあ、印税ってほとんど貰えなかったの?と調べたら、
印税どころか、原稿料も貰っていなかったそうです。

宮沢賢治は作家ではなく、学校の教師ででした。
生前に刊行した本は
詩集『春と修羅』と童話集『注文の多い料理店』のみで、
どちらも自費出版。
その一つが、こちらの場所で出版されたのです。

宮澤賢治

生前は無名の存在。
作品のほとんどは、草稿の状態で遺されており、
有名になったのは、死後に全集が刊行されてからです。

ゴッホもビックリの不遇ぶり。
ちなみに賢治とゴッホは、享年が同じ。
ともに37歳で世を去っています。

 可否館

その光原社の中庭に、こぢんまりとした喫茶店があります。
光原社 可否館。

店内

アンティークな雰囲気を感じさせる店内。
ちょうどお客さんの切れ目だったので、写真を一枚。
でも、この後すぐに満席に。

珈琲

珈琲は、480円。
名物のくるみクッキーは155円。

盛岡という土地は、東北らしくゆったりとした時間が流れていますが、
その中でも、こちらのお店は、さらにゆったり。
日常から離れて、違う場所に来ているので、
余計な事を考えずに、ボーっと出来ます。

元々、デジタルから抜け出して、アナログの世界に身を置こうと、
サイクリングを始めたのだけど、今年の後半は、あまり乗れてなかったな。
反省。

■光原社 可否館
■岩手県盛岡市材木町2-18
■営業:10:00~18:00
■定休日:毎月15日(日曜、祝日の場合は翌日)
場所はこのへん
お店のサイト

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モーニング娘。’15 武道館

武道館

ここ1年、いやここ数年で一番というライブを観てしまいました。
モーニング娘。’15の武道館コンサート。
単独ライブとしては、エース鞘師里保さんの実質卒業コンサートとなります。

今年は、節目のコンサートを多くみてきました。
3月にBerryz工房の活動停止コンサート。
10月のアイドリング!!!全員卒業コンサート。
11月のアンジュルム福田花音さん卒業コンサート。
どれも素晴らしいコンサートだったのですが、
今日のモーニング娘。’15には、圧倒されっぱなしでした。

ストイックであまり多くを語らず、パフォーマンスで全てを表現する
エース鞘師里保。
そのエースの全てを凝縮した、圧倒的なパフォーマンス。

ライブを見慣れているはずの関係者席でも、
「すごい!」「すごい!」
という声が聞こえてきます。
メドレーが終わる度に隣りにいる関係者と、
「今日、すごいっすね」
という会話を。
もう「すごい」しか出て来ないのですよ。

モーニング娘。’15といえば、一糸乱れぬフォーメーションダンスというイメージですが、
今回のライブは、自分の意思が感じられました。
新曲「冷たい風と片思い」での、ソロダンス。
解き放たれたように、ダイナミックに踊る鞘師に惹きつけられます。
新曲といいつつ、生でこれが観られるのは、もしかしてコレが最後か?
いつもはどこか仕事として取材目線で見る自分がいるのだけど、
そんな事をすっかり忘れるほど、ただただ見とれていました。

そんなエースを送り出すために、盟友であるメンバー達も
いいパフォーマンスで会場を盛り上げていくのだけど、
石田亜佑美さんが凄かった。

鞘師&石田は、ダンスパフォーマンスの2トップ。
必ず2人のダンスバトルが組み込まれているのですが、
最後のバトルを生で目に焼き付ける事が出来て、本当に良かった。
鞘師とのバトルで成長した姿を見せつけたよね。

鞘師とバトルしながら、鞘師の為に会場を煽り盛り上げる石田。
アンコールでの、新曲「ENDLESS SKY」
「泣くはずがない 自分で選んだ未来だから」と歌いながら
思わず涙を堪えきれず、声がうわずる鞘師。
その歌声を聞いて、これまで完璧なパフォーマンスをして来た石田が、
踊りながら思わず目頭を押さえる。

それを見て、正直、涙がポロリとこぼれましたよ。

コンサートが終わった後の関係者席は、ただのヲタの集団でした。
普段は会釈するだけの人達が、
「よかったですねねー」「あそこ凄かったですね」
と皆口々に、この感動を共有したいとばかりに話しかけています。

自分だけじゃななかったのか、仕事脳がぶっ飛んだのは。
忘れないように、いろいろ注意深く見ていたコンサートですが、
忘れられないコンサートにしてくれましたよ。
モーニング娘。’15、そして鞘師里保は。

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