初心者の為の輪行袋選び

輪行

サイクルイベントに出たい。
ロングライドして帰りは電車で帰りたい。
サイクリングをしていると輪行をしたくなるケースも出て来ます。

そんな時に必要なのが輪行袋。
まずは、その輪行袋の種類を覚えておきましょう。
輪行袋には大きく分けて3つの種類があります。

前輪

まずは、前輪を外して収納するタイプ。
簡単なので初心者は、コレをチョイスしがちですが、
この輪行袋を使用する前に、気をつけておかなければならない事があります。

2013年4月から、 JR各社の輪行袋の車内持ち込みのルールが厳格化され
「3辺の最大の和が、250センチメートル以内のもので、
その重量が30キログラム以内」
「長さ2メートルを超える物品は車内に持ち込むことができない。」

サドルやタイヤ、パーツなどがはみ出している物は収納とは認めない。

つまり、JRを使う場合は、このサドルがはみ出している輪行袋は使えません。

私鉄も、そのうち厳しくなるだろうし、
他のタイプの輪行袋も慣れれば簡単なので、
最初からそちらに慣れてた方が、のちのち便利になると思います。

また、このタイプだとかなり横幅が取られてしまうので、
先頭車両か、最後尾など、運転席前のスペースぐらいないとダメで、
置き場所にも困ります。

輪行

一般的なのが右の横置きタイプと、左の縦置きタイプ。

左の横置きの代表的な輪行袋が、モンベルのコンパクトリンコウバッグ。

輪行ベルト

自転車をひっくり返して、前輪と後輪をはずし、
ベルトでフレームに車輪を固定します。
チェーンステーと、ヘッドチューブに背負うためのベルトをつけ、
この上から輪行袋をかぶせ、下の口の紐を絞って収納。

手順はこんな感じ。

利点
●収納が簡単で、輪行袋に収納する時間が短い。

弱点
●微妙に横幅があるので、2座席の特急のシート裏などだとはみ出し、
 置き場所に困る場合もある。
●袋の下を絞るタイプで、穴が空いているので、
 ボトルなどを差しっぱなしだと穴から落下する事も。

自分の場合、さくっと輪行する場合は、この横置きタイプ。
遠くに行く場合、特急を使う場合は、縦置きタイプと使い分けています。

縦置きタイプで一般的なのが、オーストリッチのL-100。

オーストリッチ

シートとドロップエンドで直立させるタイプです。
横置きは上から被せるタイプが多いですが、
縦置きは下からすっぽり収納するタイプが多いです。

エンド金具

ただし、こちらの場合は、そのままだと変速機を壊してしまうので、
変速機が地面に当たらないようにエンド金具という物を使います。

この取り付けが、最初戸惑いますが、慣れれば大丈夫。

手順は、こんな感じです。
自転車をひっくり返し、前輪後輪をはずす。
ドロップエンドにエンド金具をつける。
袋を広げ、エンド金具とシートを下にして立てる。
前輪後輪をベルトで止める。
シートステーとトップチューブに、担ぐ用のベルトを止める。
下から袋をあげて、すっぽりと包む。

エンド金具を使う分、一手間多いのですが、それでもメリットがあります。

利点
コンパクトな分、置き場所の選択肢が増える
特に特急をなどを使う場合

弱点
エンド金具の取り付けに慣れが必要。

リクライニング

一番のメリットが、特急の車両後方の座席を指定で取ると、
2座席のシートの後ろにすっぽりと収まるのです。
このようにシートを倒しても大丈夫。

横置きだと通路にはみ出してしまいます。

なので、縦置きだとゆったりとシートでくつろぎなながら、
輪行なので、缶ビールなので、車内でプチ打ち上げも可能。

縦型

もし、車両後ろの座席が取れなかった場合でも、
縦置きなら、こんな感じで置けるので、邪魔になりにくいです。
縦置きの幅が、特急の2座席の幅だと思ってください。

僕の場合は、乗り換え無しで、さくっと輪行する時は、横型。
遠出する場合は、縦型と使い分けています。

輪行袋を買う場合は、用途を考えて選んでみてください。

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