クロモリかアルミかカーボンか?どれを選ぶ?

自転車の基礎

ロードバイクを買うことにした時に悩むのが、どの素材で作られた物を選ぶかというもの。大きく分けて、クロモリ(鉄)、アルミ、カーボンの3種類があります。

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【クロモリ】
スチールで出来た伝統的な作り方で、チューブが細く、TOPが地面と平行な、ホリゾンタルと呼ばれるクラシカルなフォルム。スタイリッシュさが魅力です。街乗りがメインだったら、一番のお勧めです。

カーボンやアルミは認めないという「クロモリ教」の人がいるぐらい、熱狂的なファンもいます。基本、ゆっくりのんびり走ろうという人が選ぶ事が多いです。

ただ、よくインプレッションで「クロモリのしなりが…」などと書かれていますが、素人が乗ってわかるほど、劇的にしなったり衝撃を吸収したりする物ではありません。アルミに較べれば、乗り心地が少しマイルドという程度。

車重が重いので、基礎体力ないと、カーボンやアルミと一緒に走ろうとした時には不利です。

【長所】
●スタイリッシュで、オシャレなファッションにも合う
●アルミバイクよりは、のりごこちがマイルド
●メンテをすれば一生乗れる

【短所】
●鉄なので傷がつけばそこから錆びやすい
●車重が3つの中で一番重いので、ヒルクライムに弱い

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【アルミ】
鉄よりも軽いので、クロモリの次に主流となった素材です。丈夫でありながら、安いのでビギナー層に選ばれる事が多いです。

かつては、アルミはフレームが固いので衝撃を全て拾って疲れやすい…とされてきましたが、今では改良されて乗り心地も随分マイルドに。

一番の下位グレードは、オールアルミの物が多いですが、フロントフォークだけをカーボンにして衝撃を和らげるタイプも。

予算が限られている場合は、アルミから色々探してみるといいでしょう。

【長所】
●3つの素材の中で一番リーズナブル
●丈夫

【短所】
●3つの素材の中で一番固いので、衝撃を拾いやすく疲れやすい

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【カーボン】
現代のロードバイクでの主流の素材です。車体が軽いので、早く走るという事に適しています。最近は、石畳レース(パヴェ)用に設計された物もあり、そちらを選べは、乗り心地も良く、疲れにくいです。初心者だったら、パヴェ系のコンフォートなバイクがお勧めです。

【長所】
●性能が高いので他の素材より、自分の体力不足分を補える
●軽いので、他の素材と同じ体力で、より早く走れる
●軽いので3つの中では一番輪行に向いている
●プロが乗っている物と同じ物が買える

【短所】
●高機能、高性能なので、お値段が高い
●軽さを追求したモデルはフレームも薄く、破損の心配も
●モデルチェンジが早く、古いモデルになりやすい

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