マフマフ(千川)

マフマフ

小竹向原に続いては、お隣り有楽町線、副都心線の千川駅周辺。
この付近も、お店が少ないエリアです。
住宅街の中程には、江古田周辺から飲食店の方々がママチャリで買い出しにやってくる
築地直送のスーパー「ビッグ築地」があったりするのだけど、
一般ピーブルがよく利用する系のお店は、1業種1店舗あるかないか。
当然、カフェ系も少ないです。

その中で唯一的な存在なのがマフィンの専門店「マフマフ(mufmuf)」。
お店が立ち並ぶ要町通りの少し池袋寄り。
ちかくに行列の出来るつけ麺屋さんがあるので、それが目印です。
その隣りの隣りぐらいにあります。

入り口入ってすぐ右手にキッチンと商品ケースがあり、
そこで選んでテイクアウトするか、
いわゆるうなぎの寝床風に細長く並ぶ席で頂くかのどちらか。

そういえば最近、テイクアウトって言葉使わなくなってきましたね。
元々は和製英語で、外国では「to go」
外国では通じないので、無くなってもいいのですが、
そのせいか、チェーン店では「お持ち帰りですか?」と日本語に変わっています。
でも、調理場にかける声は「○○テイクです」なんだけど。

ちなみに、よく注文カウンターで「こちらでお召し上がりですか?」を略して
「召し上がりますか?」と聞かれるのですが、
「どっちにしろ食べるに決まってるだろ」と、
わかっていながらツッコミたくなる時があります。
一度ぐらい「いえ観賞用です」と言ってみたいものです。

本題に戻って…。
入った時は自分以外にお客さんはいなかったのだけど、
すぐに満席になりました。
こういう時、なんだか福の神になった気分になります。
とはいえ、両サイドにお客さんが並ぶと店内写真は撮れなくなるのが残念。
早めに撮っておけば良かった…。
お店の人に聞いたら、お客さんが入らなければ撮ってもいいですとの事だったので
食べ物の写真だけはKEEP出来ました。

スコーン

スコーン350円で、ニルギリは500円ですが、
食べ物を注文するとドリンクは100円引きになるので、合計750円。

スコーンにはジャムとクロテッドクリームがついてくるので、それをお好みで。
焼きたてなので香ばしく、麦の香りと甘みが口の中で広がります。
素朴だけど素材の味を感じられるシンプルさが嬉しい。
やはりこういう時は砂糖無しの紅茶だね。
ポットでサービスされるので、味わいながらゆったりとくつろげます。

ドーナツのチェーン店はけっこうあるけど、
こういう素朴な味わいのお店は少ないので、江古田や池袋周辺から
チャリカフェする価値があると思いますよ。

■マフマフ (mufmuf)
■東京都豊島区要町3-10-4 岩田ビル1F
■営業:10:30~19:00
■定休日:月火
場所はこのへん

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樹の房(東長崎)

住宅街

※お店はオーナーが変わり、cafe suginocoとして営業しています。

釣りで言うなら久々に大物、
松方弘樹もビックリのカジキマグロサイズを釣り上げた気分です。
穴場カフェを見つけました!

この住宅街の中にカフェがある事は、ご近所の方でも知らない人が多いようで、
穴場中の穴場。
本当は「秘密のカフェ」に分類して内緒にしたかったのですが、
ご主人達は、もっと知って欲しいという事だったので紹介する事にします。

西武線池袋線、東長崎の南口から商店街を外れた住宅地に、そのカフェはあります。

看板

お店の名は「樹の房」と書いて「じゅのぼう」と読みます。
こちらは奥様が書いた文字を金属加工して作ったもの。

樹の房

昭和30年代の民家を改装したお店で、一階の板張りの壁と、
二階の紅殻塗りの壁が、目をひきます。

外観

お店には壁二面を切り取った大きな窓があるのですが、
なぜこんな大きな窓にしたのかと言うと…。

窓からの風景

目の前が小さな公園となっていて、木々が借景となっているのです。
しかも正面にあるのは大きなソメイヨシノの桜の木で、
春にはこの大きな窓が一面桜色に染まるのだそうです。

店内

店内に入ってすぐの壁際は、雑貨のセレクトショップ。
手作りジャムの他、ご主人や奥様が集めたお気に入りの品々が並んでいます。

店内

JAZZが流れる店内。
4人席が2つと、2人席が1つ。
元々和室だった所をリノベーションしているのですが、
フランスの写真家、ブレッソンのポスターが貼られている所は、
元々押し入れだった場所。
名残で上に天袋の跡があります。

ちょっと暗くてわかりにくいかもしれませんが、ストーブの上には南部鉄瓶。
椅子やテーブルはヨーロッパのアンティークみたいな感じですが、
妙に調和しています。
アンティークな風情をもっている物は和でも洋でも合うんですね。

その他、柱を見れば床の間だった場所など、いろいろ発見があるので、
くつろぎながら、いろいろ観察してみてください。

本日のデザートセット

本日のデザートは、ブラウニーで400円。
+300円でコーヒー付のセットにする事が出来ます。
クリームも上品だから甘さが抑えられ、ほぼよい感じ。
こういうのを頂くと過度な甘みのものは何が入っているんだろうと思えてきます。

フレンチレストラン風のデザートの感じなのですが、
ランチの豚肉の赤ワイン煮込みなども美味しいから食べに来て!とご主人。
ぜひ、食べてみたいです!

公園に面したり、広い敷地でも無い限り、
風景見ながらくつろげる場所というのは少ないので、
そういう意味では貴重なお店ですね。

このお店は夜になると、予約専門のしゃぶしゃぶ屋さんに変身する為、
カフェ営業は16時までと、少し短いのですが、
ちょうど閉店間際で、最後のお客だったので、色々とお話をさせてもらいました。

そして、二階が和室で、夜はしゃぶしゃぶのお店になるというので、
興味を持ったら、見せてくれました。

二階

二階の部分は、元々は木造アパートだったらしく、
一階とは別に専用のドアからあがる作りだったそうで、
階段の下にはその名残のドアがあります。

和室

二階の部屋は、アパートだった部屋を改装した和室で、
こちらが、予約制のしゃぶしゃぶを頂く個室に。
アンティークな照明がいい感じ。

写真

部屋にはTV番組の取材で訪れた、ウエンツ瑛士さんと、ほんじゃまか石塚さん
あき竹城さんなどの写真がありました。

隣の部屋

お隣の部屋はアジアンテイストとなっているのですが、
こちらはウエイティングルーム的な感じで、
コートや荷物を置いたり、赤ちゃんのおむつ替えに使ってもらったりする場所。

ベランダ

二階には小さな和風ベランダがあるのですが、元々は物干しだった場所。
こちらは夏場には、小さなビアガーデンに。

お風呂

お店にする前は、借家にする予定だったそうで、
お風呂なども綺麗にリフォームされていてます。

夜のしゃぶしゃぶコースをご利用の方で、希望があれば、
お風呂に入ってから、食事にするようにしてもいいんですよと、
ご主人が言ってました。

お店に訪れた人の中には、自分の家も古かったりして、
古民家系のリフォームに興味を持つ人も多いそうです。
ただ、情報がないので、リフォーム出来ないだろうと新築してしまい、
このお店を見て後悔する人も。
昔の家は丈夫に作られているので、建て替えるより、
リフォームした方が、味のある唯一無二の家が出来るのだそうです。
そういう相談に来る人もいるそうなので、考えている人は足を運んで見ては?

このお店を手がけた業者も、古民家リフォームが得意な所で、
いろいろと相談してこのようなお店を作り上げたのだそうです。

さらにこのお店自体が、アンティークな照明のショールームにもなっているので
探している方は相談してみてはいかがでしょうか?

こういうお店を見つけると、古民家に住みたくなりますね。
先日友人のマンションにお邪魔したのですが、
古いマンションだったの古民家風で逆にオシャレで、羨ましかったです。
古民家萌えです。

■樹の房
■東京都豊島区南長崎3-40-14
■営業:9:00~16:00
■定休日:日月祝
場所はこのへん
お店のサイト

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