自転車女子タレント

funride

今日発売の自転車雑誌funrideを見たら、
表紙がハロプロのアイドル℃uteの矢島舞美さんでした。

やっぱ目をつける所が一緒だなあ…と思わず手にとってしまいました。

ラジオで自転車系の特番を手がけることがあるのですが、
昨年、秋に幕張メッセで行われるサイクルモードのステージにも関わり、
担当者から今年もやりますので、構想を練っておいてくださいと言われたばかり。

昨年のゲストは、安田団長や小島よしおさん、今中大介さんと、
男性ばかりのラインナップだったのですが、
今年は「山ガール」に代わり、
自転車で散歩する「ポタガール」という言葉も定着しつつあるので、
女性タレントに女性の視点から、自転車を語って欲しいなあと漠然と考えていました。

そんな時に見つけたのが、この℃uteの矢島舞美さん。

新曲の「君は自転車 私は電車で帰宅」のヒット祈願として、
テレビの番組で、東京から200㎞離れた静岡の久能山まで、
ロードバイクで旅をするという企画をやっていたのを、たまたま目にしたのです。
乗っていたのは、DEROSAのR848。
ペダルはビンディングじゃなくフラットに換装してましたけど。

番組は結構マジ物で、2泊3日だったのだけど、
道に迷うわ、箱根ではなく熱海の山越え、雨に降られるわで、
ちょっぴりロングライダーステイストの過酷さ。
よくありがちな応援VTRとか、過剰な演出とかなくて、
ただただ彼女がペダルをこぐ姿を淡々と映し出していくのが良かったです。
おっとりとした感じの方なんだけど、
乗ってるフォームとかも良くて、運動神経の良さを感じさせます。

この過酷な体験談とロードバイク初挑戦の話を
アイドルの口から語ってもらったら面白いだろうなあ…と、
色々調べていたら、ちょうど雑誌の表紙になっていたので、ビックリしたのでした。
今回、雑誌の方はモデルだけで、
残念ながら自転車に関するインタビューは載っていませんでしたが…。

矢島さんは埼玉県出身だし、
県をあげて自転車に力を入れているLOVE bicycle SAITAMAあたりでも、
ピックアップされるかもね。
あ、先輩の吉澤ひとみさんも、ハロプロで自転車で、埼玉県出身か。

正直、今まで作品とかあまり知らなかったけど、
人物リサーチの為に、調べ直して見ると、ダンスとかめっちゃ凄いのね、このグループ。
アイドルの振り付けの範疇を超えています。
どうりで運動神経がいい訳だ。

余談ですが、今の時期、どの自転車雑誌もヒルクライムの特集…。
グルメ雑誌が7月号でどの雑誌もカレー特集しちゃうのと似てる。

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自転車の購入にあたって

gios

僕が今乗っているのは、GIOSのanpioというクロスバイクで、
約2年前ぐらいに購入したものです。
お値段は8万弱。
クロモリという鉄製のフレームで、フラットハンドル、
コンポと呼ばれる変速機は、simanoのsoraという9段変速の物がついています。
はっきり言って、初心者用のクロスバイクですね。

あらためて、なんでこういう事を紹介しているかというと、
4月を迎えるにあたり、新入生、新社会人向けに
各自転車雑誌では新車購入の手引き的な特集がされているのですが、
それを読んだ上で、僕なりにアドバイスを書きたいと思ったからです。

初めて、スポーツバイクを買う方へ。

あくまでも僕個人がこれまでの2年間、チャリカフェをしてきた事から思う事で、
正しいかどうかは別です。
でも、スポンサーもしがらみもない一意見としては、
読んでも悪くないかもと思うのです。
ただ、最終的に判断を示すのは「家政婦のミタ」の台詞じゃないけれど
「あなたが決める事です」
という事になると思います。

まず、当時、この自転車をチョイスした理由。

学生時代に乗っていたロードマンという自転車に似た物が欲しかった。
それがクロモリ(鉄)の細いフレームで、
ホリゾンタルと呼ばれる、TOPのフレームが水平なスタイル。

同じような形で細いクロモリの、ルイガノも候補にあったのですが、
ジオスブルーと呼ばれる青いフレームが気に入って、購入を決めました。

で、2年間乗ってどうだった?という事。

ぶっちゃけ23区内を走るなら、これで十分です。
GIOSは初心者が買うバイクみたいなイメージがありますが、
23区内の走りに関して言えば、そんなもの関係ないです。
クロモリは重いと呼ばれるけど、23区レベルは重いも軽いも大差ないです。
コンポは初心者級のsimanoのsoraですが、
これの性能がギリになるのは、雑司ヶ谷の「のぞき坂」ぐらいで、
これより高性能な自転車で23区を走るのは、
フェラーリで渋滞を走るようなもんです。

つまり、走行距離50㎞以上走らない人は、スペックはそんなに関係ないと思うので、
自分が「素敵!」と思える自転車を買うのが一番だと思います。

逆に、マイナス要素だと思った事。

23区以上の長距離を乗ろうとすると、フラットバーはつらい。
フラットバーの方が楽そうに見えると思うのですが、長距離はつらいです。
ドロップハンドルって、誤解されているのですが、
曲がった下の部分を持つから、前傾姿勢で怖いと思っている人多いです。
でも、実は通常は上の方を持つので、前傾姿勢はフラットバーと変わりません。
しかも、持ち方を色々変えられるようにああいう格好をしている訳で、
フラットバーの場合、持ち方のポジションが変えられないので、
長距離走っていると、つらくなってきます。

あと、個人的コンプレックスだけど、長距離走った時に、
シティーライド的なフラットバーがダサく感じました。

なので、スポーツタイプを考えているなら、ドロップハンドルがオススメ。

ドロップハンドルで、フラットのクロスバイク的な乗り方は出来るけど、
クロスバイクで、ドロップのロード的な乗り方は出来ません。
最初は「怖い」と思うかも知れませんが、ドロップはすぐに慣れます。
最近、渋谷とか青山あたりを走ってると、ドロップに乗ってる女の子も多く、
そっちの方が、断然カッコイイです。

クロモリ(鉄)か、アルミか、カーボンかという素材の問題。
これは、自分がやりたい事を実現してくれる物を選ぶとよいでしょう。

この自転車で東京湾一周の200㎞とか完走しましたけど、
それ以上走ろうと思ったら、ヘタレな自分にとっては、
重いクロモリじゃなく、カーボンが欲しくなってきます。

自転車好きの中にはクロモリ教みたいな人もいて、
クロモリしか認めん!という人もいるのですが、
実は長距離を走るタイプではない人が多かったりします。
たまにクロモリでガンガン走れるカッコイイ人もいるけどね。

なので、自分がやりたい事にあわせて、機材を選ぶという事でいいと思います。
近場ならクロモリの方が乗り心地はいいですし、ロマンがあります。
でも遠くに行ったり早く走るならカーボンの方が優れています。
乗り心地は固いと言われるけど、軽くて早くて安いアルミもあります。

自分の目的は何か?それを達成するにはどっちがいいのか?
それを念頭に入れて選べばいいと思います。
人の意見は、参考程度に。
もちろん、僕の意見も参考程度に。

将来、1回ぐらいレースにも出てみたいとか長距離サイクリングしてみたいなら、
安くてもいいから、最初からドロップのロードバイクがオススメ。
街乗りしかしないというなら、クロスバイクでもいいでしょう。
または、マウンテンバイクの方がサスペンションが付いている分だけ、
快適に走れるかもしれません。

自転車の楽しみ方っていうのは、まさに色々あって、
次の僕の目標が、
●ツールド宮古島など、制限時間ありのレースを時間内完走
●東京から新潟まで日本列島横断的な、ロングライド
この2つなので、次はカーボンのロードを購入しようと思っています。

そして、いつかはクロモリのロードも手に入れるつもり。
デローザのネオプリマートや、チネリのスーパーコルサ、
地元練馬のビルダー、ラバネロへのオーダーも憧れますが、
自分の地元、岩手県の宮古市にあるビルダー「エンメアッカ」にオーダーするのが夢。

東北唯一のフレームビルダーなのですが、
あの津波で工場がやられ、一時は休業を余儀なくされました。
それでも、時間をかけ、生産を復活させたようです。

うちの家では、弟も盛岡へ移住したし、
僕の仕事も故郷では出来ないので、将来的には、実家を処分して
故郷から離れる事になると思います。

それしか方法がないとわかっていても、やはり故郷を捨てるのは心が痛みます。
ならば、なにか故郷の思いでとなる物が欲しいなと思うのです。
それが、故郷のビルダーが作る自転車。

もし、手に入れた際は、それに乗って、
宮古から盛岡まで約100キロの山道を走って帰りたい。
それは、中学や高校の時の思い描いた夢だけど、絶対出来ないと思っていた事。
でも、100キロオーバーを走れるようになった今なら出来る。
厨二病みたいな自分の夢にもケリをつけたいし、
ゆっくり走って見慣れた景色にお別れを言いながら、故郷を後にしたいと思うのです。

みなさんも、自分の夢を実現させてくれる物はどれか?
スピードでも、快適さでも、カッコ良さでも、ロマンでもいいと思います。
それで選ぶのが一番いいと、僕は思うのです。

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