武蔵大&日芸・学園祭

学祭

武蔵大の学祭に話題のアイドルBisが出る、
しかも無料というので、観に行きました。
JKことコシノジュンコさんが加入して話題となっているグループです。
僕が働くラジオ業界では、楽曲がいいアイドルとして話題に。

その前に学祭をぶらぶら。
今年は、アイドルダンスの踊ってみたが多いなあ。
音楽物はPAとかにお金がかかるからか、かなり減った印象。
お笑いも一時ほどの勢いは無い。
学園祭は、そういう流行も映し出すので、もろもろチェックです。

世間ではAKBの恋するフォーチュンクッキーの踊ってみたが流行ってますが、
学園祭ではAKBを踊るグループは少なく、
K-POPや、ももクロ、ハロプロが多い印象。

多少、踊れる人達にとっては、
やはりダンスの難易度が高くないと挑戦しがいが無いんでしょうか?
あと大人数グループになるとスキルの差が出やすいので、
上手に見えにくいというのあるのかもしれません。

写真にも写っていますが、今は小さなコもすぐにフリコピ出来るんですね。

武蔵大

ライブが行われるのは、武蔵大学の大講堂。
こちらは歴史的建造物なので、スタンディング不可など
ライブにはいろいろ制限が設定されました。

bis

Bisは、コシノジュンコさんが加入したり、
ライブでは、パンクバンドなみの過激さでモッシュやダイヴがあったり
過激なアイドルというのが売り物。
それがスタンディング不可で、研究員と呼ばれるファンがおさまるのか?
という疑問もありました。

最初後ろで観ようかとおもったのですが、
「前は座りで暴れられないから、後ろの立ち見席に行こう」という声が聞こえ
慌てて、中段に移動。
主催者からの必死なお願いもあり、立ち見席以外は、
約束を守って、座りながら盛り上がるという不思議な空間でした。

なので、逆にBisの方が、客席を走り回り、
モッシュの中に飛び込んで盛り上げていました。

ラスト曲のラストの方で、たまらず立ち見客の人達が、前に走り込んで来たけど、
まあ、そこはご愛敬。

ラジオという仕事をしていると、いろんなアイドルの曲を聴いたり、
ライブを観るとという機会があるのだけど、Bisは面白い。
いろんな人に面白いと聞かされていたのだけど、今回観ることが出来て良かった。

パンクバンドようなライブの雰囲気はこちらのPVでつかむ事が出来ます。

前から思っているのだけど、町おこしをしたい商店街とか
お客を増やしたいお店とかって、
アイドルを研究するといいんじゃないかと思っています。
僕らのラジオとか斜陽産業の人もね。

ご当地アイドルを作れとか、推しメンを作れとか、
そいういう事ではありません。

アイドルの情報発信能力から学べる事が多いのです。

アイドルは古参と呼ばれる常連を大切にしながら
新規を獲得していかないと、メジャーになれません。
それは、商店街やお店が繁盛するしくみと同じ。
しかし、商店街は情報発信がヘタ。
ホームページも、ツイッターもブログも死んだままで、
何にも情報発信していません。
それでいて新規が欲しいとは虫のいい話。

Bisに限らず、アイドルは事務所も本人達も、そしてファン達も、
どうやってグループを発信するか考えてます。
どのようにツイートしたらリツイートされるか、研究してます。
情報を発信するか、そこに命をかけていると言ってもいい。
その仕組みを学ぶといいんじゃないかと思うのです。

Bisは、話題になる事に命をかけているのが凄い。
そして肝が据わっている。

このグループは楽曲がいい事でも話題なのですが、
いくらいい曲でも聴いて貰えなければ意味がない…というのを
過去の経験から知っていて、
新曲のPVを観て貰う為に、全裸で樹海を走り回るというPVを作りました。

狙いは当たり、再生回数は150万回越え。

どんどん過激になる活動について行けなくなり脱退するメンバーも出るのだけど
そこもドラマとして見せていく。

普通はこういう仕掛けは大人が考えて、そのレールを歩くというアイドルが多いのだけど
自分たちでも考えているのが、凄いと思います。

日芸

武蔵大の後は、日芸へ。
日芸はコスプレが多かったなあ。
後、踊ってみたも多かった。

踊ってみた

ハロプロ踊ってみたは、踊るだけじゃなく歌も歌っていました。
客席でサイリウム持っている人達も、フリコピしてた。
日芸はハロヲタ多いのかな?

こういうイベントに足を運ぶと、どうしても職業病で、
マイクが何本出てるかとか、PAがどうなってるか気になるのだけど、
日芸に限らず、武蔵も、観たどのイベントも、きっかけからの音だしが遅い。
きっかけをもらってからボタンを捜し操作を始めるので
どうしても、2〜3テンポ間が空いてしまう。
スタンバイから、きっかけと同時で音が出ると、
踊ってみたも歌ってみたも、よりカッコ良くなると思います。
ダンスレッスンと共に、スタッフも練習するといいと思いますよ。

とはいいつつ、楽しくやってるのが一番。
回ってみて、各出し物やブースからは、それが伝わりました。
ヲタでもなんでも、熱中出来る事があるのは素晴らしい。

学生を卒業したら、好きな事を出来る時間なんて、
圧倒的に減ってしまうので、今のうちにしたらしい。

みんなで何かを作り上げるという経験や、コミュニケーションは、
時には勉強より役に立つ事があります。
ぜひ、思いきり遊んでください。

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さいたまクリテリウムbyツール・ド・フランス

地図

10月26日、土曜日に開催された「さいたまクリテリウム by ツールドフランス」行ってきました。結論から言うと、最高でした!まあ、初開催なので、いろいろ問題はあります。でも、それを含めても最高の経験でした。

フルーム

だってさ、フルームがこんな近くにいるんだよ!あのマイヨジョーヌのフルームが!これを最高と言わずして、なんと言う?

クリテ

ロードレース、世界チャンピオン、マイヨ・アルカンシエルのルイ・コスタ。ツールドフランス、マイヨ・ベールの、ペーター・サガン。そして、ツールドフランス、マイヨジョーヌのクリス・フルーム!リッチー・ポートに、キッテル、新城幸也、別府史之あこがれの選手達が、目の前に居るわけですよ。もう1度言おう、最高だ!

実際に、沿道から観るとどう見えるのか、どういう雰囲気なのか、ムービーを撮ってみたので、ご覧下さい。本戦の前のポイントレース2です。丁度陣取った場所が、ゴール手前100mぐらいの所だったので、向かって来る映像ではなく、ゴール方面に追う映像となっています。途中、抜けている周回もありますが、ご了承ください。

まあ、当日、どんな雰囲気だったのかというのが、わかれば…というぐらいで。個人的には、コメンテーターの片山右京さんが、「あ!路面が乾いてきましたよ!グリップが増しますね」など、F1の川井ちゃんみたいな事ばっかり言っていたのがツボでした。

ポイントレースを撮影しながら、せっかく現場に来たのに、カメラのモニターばっか観ててどうする?って事で、本戦は自分の目で見ることに集中しました。

本戦は、こっちの動画が一番雰囲気わかりやすいかと思います。

テレビやDVDでしか観れない選手達の走りをその目で見られた事、本当に嬉しかった。

クリテリウム自体は、あくまでも顔見せ興業であって、本物のレースとは違う事は百も承知だけど、それでも嬉しかった。スカイやアルゴス、キャノンデールがトレイン組んでくれたり、リッチー・ポートがフルーム引いたり、それだけで興奮しました。

この「さいたまクリテ」今回1回こっきりでなく、今後も続く事になったようなので、問題点もあげておきましょう。初回なので、不手際、混乱が起きるのは百も承知のうえで。

■運営側の問題点

このさいたまクリテの利権に食い込んでイベントを運営した会社が、自転車を知らない人達で構成されていた…らしい。これは数多くのジャーナリストのツイッターなどで、証言されています。

当日の場内アナウンスを担当した飯島美和さんに、「新城幸也って選手が来るので…スタートと同時にこの原稿を読んでくれれば」…って、どんだけ素人やねん。彼女は新城選手の婚約者で、ユーロップカーのスタッフとして、ツールドフランスに帯同してる人ですよ。誰よりも、ツールを間近で、ジャーナリストも入れないエリアでも観てる人。なぜそんな事も知らない人が、イベントの中心でディレクションしているか疑問。

その他、これだけ観客が押し寄せるイベントなのに簡易トイレの設置がないとか、サーバー代けちったから、当日、開催のチェックをするアクセスが集中して、肝心のオフィシャルサイトが落ちたとか、ちょっと甘くみてた所がありますよね。

■観客の問題点

まあ、初めての人が押し寄せたので混乱したのは、間違いないのだけど、レース観戦の予備知識は、ググって来て欲しい。

当日、運良くレース前に雨が止んだからトラブルは回避出来たものの、多くの人が傘で観戦する所でした。あれ、雨降り続けていたら、モメたろうな。レース観戦は、カッパが基本です。市街地で人が密集する場所は特に!

そして、トイレが無いと騒いでいる人いたけど、基本、トイレは済ませて来る。最寄りの駅のトイレも、人が集中して大混雑します。せめて、その前のターミナル駅などで済ませて来て下さい。そして、人が集中すればトイレットペーパーも無くなるので、ティッシュを持って来るのが基本です。

これ、レース観戦にかぎらず、マラソン大会、フェスなどでも同様の事がおきます。

■今後、どういうイベントにするのか?

フルームが勝って、出来レース「八百長」じゃないかと言ってる人多いけど、クリテリウムというのは、基本、顔見せ興業です。UCIのポイント外で行われる事の多い、サービスレースです。(国内日本人選手の大会とかアマチュアは本気多いけど)

多くの場合、翌日からのメインレースの顔見せで開催されるので、本戦を狙う実力者は、翌日にかけるために、落車回避の位置取り。こんな危険なコースでは無理をしません。ファンを喜ばせたい人達が、ポイント争いなんかにからみます。八百長とは違います。

んー。メジャーリーガーがシーズン終了後に来日して、日本のプロ野球と親善試合を行うのと似てるかも。WBCは本気だけど、親善試合はあくまでも興業試合。八百長じゃないけど、シーズン中の本気とは違う。サービス精神ある人が目立つプレイをして、時折、メジャーのフルスイングやレーザービーム返球で湧かせる。そんな感じ。あれを八百長って怒る人いないでしょ。クリテも親善レースって名前にすれば、わかりやすいのかな。

今回は、特に第1回顔見せだったので、より興業色が強かったです。最初に日本人が飛び出した以外はお見合い。そんな中で、引退する福島選手が普段ならやらない無茶な追い上げして、会場を湧かせたり、別府選手がポイント狙いにアタックかけて見せ場をつくったり、これは見応えあった。一応、SKYが集団に蓋をする…って体のもあった(笑)。

結果、フルーム、サガン、コスタの3人になったけど、「じゃあマイヨジョーヌのオレが行って盛り上げるしかないか」的な感じでフルームが行っちゃったみたいな。プチ、ツールドフランスショー。

まあ、ロードレース選手の中に、競輪選手と学生が入っている時点で、察するべき。エキシビションだって。そういう目線で見れば、とっても面白かったと思いますよ。とはいえ、出場した日本人選手のブログに「外国人選手達がペースをあげるとかなりキツかった」とあるので、それなりのレベルでは走ってたみたいですが。エキシビションでも、選手達の姿を見られただけで満足でしたが、本気でレースっぽくするなら、コースももう少し高速コースにして欲しい。

宇都宮クリテリウムもショートストレートにヘアピンカーブのストップ&ゴーで、全然、スピードが出ないレースです。しかもカーブにマンホールが配置されているし。なので、みんな安全策をとって無理をしませんしね。

アデレード

ところが、同じくUCIポイント外の顔見せレースなのに、なぜか、選手がみんな本気出しちゃうというクリテリウムも存在します。オーストラリアで行われるツアーダウンアンダーの前哨戦のクリテリウム。

ダウンアンダー自体がUCIプロツアー開幕戦という事もあり、その前のクリテは、今年1年を占う小手調べ的な感じなのですが、初戦で勝つと今年1年の験がいいという感じで、顔見せレースなのに鼻息あらい。

しかも、コースがほぼオーバルにちかい高速コースで、1.7㎞を30周する、51㎞のレースなんですが、平均時速48㎞という高速レース。今年優勝したアンドレ・グライペル(ロット・ベリソル)は、1時間04分00秒。ゴール前のスプリントは、平地なのに70㎞出ているそうです。道幅も広く、通常のクリテよりはカーブが緩やかなので、スプリンター達も、ついつい本能に火がついちゃうんでしょうね。

顔見せ興業でも十分楽しかったけど、こういう本気レースが出来る環境を整えるというのも、1つの課題かも。まずは誘致に成功した。大いなる第一歩。さあ、その先、どんな方向に進む?将来は、ツールの選手達も、つい本気出しちゃいましたレースになる事を願って、長い目で期待したいと思います。

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